日銀の福井俊彦総裁が村上ファンドに1000万円を拠出していた問題で、民主、共産、社民の野党3党は13日、同総裁の責任を厳しく追及していく方針を表明した。一方、政府・与党は「問題ない」(小泉純一郎首相)として辞任論を退け、事実関係についての説明責任を果たすよう求める構えだ。
民主党の小沢一郎代表は、同日の記者会見で「司直の手にかかるようなファンドに福井氏が投資していたことは非常に大きな問題だ」と批判。さらに、「小泉内閣は日本社会のモラル低下を助長、加速させた。首相の責任も大きい」と述べ、間接的な表現で福井氏を日銀総裁に任命した首相の政治責任にも言及した。
共産党の志位和夫委員長は、都内で記者団に対し「村上ファンドのインサイダー取引に日銀総裁がかかわっていたことで、道義的責任が出てくる」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も国会内で記者団に「辞任を求める」と言明した。
(時事通信) – 6月13日
黒幕が動き始めました。まずは軽くジャブ。本命はもちろん竹中平蔵でしょう。
ちなみに、本件に関して福井総裁を追求すべきなのは、彼が村上ファンドに出資していたという点にではなく、数ヶ月前に解約を申し入れた点についてではないでしょうか。その判断を下した理由は何だったのか、それを促がした情報なり材料はどこから入手したものなのかの追求こそが肝要かと。
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