偽メール引責、民主執行部が総退陣=永田氏は議員辞職へ-7日に後任代表

 永田寿康衆院議員(党員資格停止中)による虚偽の送金メール問題で、民主党は31日午後、党本部で臨時役員会を開き、前原誠司代表が「けじめを付ける意味で自ら代表の職を辞したい。人心を一新すべきだ」と表明した。この後の両院議員総会で前原氏の辞任と執行部の総退陣が正式に了承された。一方、これまで議員辞職を拒否してきた永田氏はこうした状況を踏まえ、同日午後、議員辞職願を提出した。

メール問題は、前原執行部の任期途中での交代という異例の事態に発展したが、同党は調査結果の公表と執行部の刷新で収拾を図りたい考えだ。後任の代表には、前原執行部と距離を置いてきた菅直人元代表や小沢一郎前副代表らの名前が浮上している。

新代表は、7日に党大会に代わる両院議員総会を開いて選出する。任期は前原氏の残りの任期である9月末までとする方向だ。

(時事通信) – 3月31日(4月1日更新)

前原代表が同門・松下政経塾出身の頭でっかち若手だけで脇を固めた時点から、「処世術の未熟さや脇の甘さ」「指導力と横車押しを混同した党内運営」が指摘されていた前原・民主党執行部ですが、まさかここまで有事に脆いとは思いませんでした。西澤氏が証人喚問されたら何を喋られるか分からんという恐怖があるとは言え、喚問中止と引き換えに「放水する懲罰男」永田寿康と心中なんてあまりに間抜けすぎるラストです。

にしても、同じ呉越同舟でも勝負時の駆け引きの際は最低限軍列を整える自民党に対して、民主党の何と言う纏まりの無さでしょう。挙句に現在・次期の党内キーマンが共に元・竹下七奉行のアバウト&政党クラッシャー議員だなんて、笑い話にしかなりません。民主党の歴代執行部は、一体何のために10年間党運営をやってきたんだか。

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