北米国際自動車ショー開幕

日米メーカーが明暗=北米国際自動車ショー始まる

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20060110/mng_____kakushin000.shtml

 先日ある自動車部品メーカーさんと話をした折、「貴社はデルファイ破綻の穴埋めをGMから依頼されているか」と訊いたところ答えは「YES」。「ではそれを受けるか」と問うたところ答えは「NO」でした。今の日本車アッセンブリメーカー対応だけで大変だし、それ以上の対応は今のところ考えていないと。

 本社と堤工場をはじめとしてハイブリッド車関連の生産設備を再編・増強しているトヨタのようにアッセンブリメーカー直下は別ですが、日本の部品メーカーは、今の日本車の上潮が長期に渡る→これから新規に設備投資して現在・将来の需要増に備えるべきという志向は持っていないようです。2008年以降の業界動向がちょっと見通し不明瞭なのは確かなのでしょうがないと言えばしょうがないですが。

 でも神楽的には、せっかくの上潮なんだから、部品メーカーはもっと「冒険してもいい頃」だとも思うのです。特にハイブリッド車や燃料電池車、ITSやAHS関連メーカーは、官側の設定しているロードマップとタイムスケジュールが決まっているんですし。

 親の意向を尊重し冒険しない堅実なところが、部品メーカーさんのいいところではあります。ただ、投資家としては単なる上潮に乗ってるアッセンブリメーカーより、そういう冒険してくれる企業にこそ金を張りたい=夢を見させてもらいたいのですね。デイトレ向きではない考え方ではありますが(笑)。

 

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