【新生の逆襲】新生銀行・三越伊勢丹ホールディングス・JCB連合軍が、三井住友信託銀行に挑戦状を叩き付ける【ダイナース争奪戦】

シティバンク銀行の個人部門売却先の本命は新生な件について(2014/9/20)

 外貨資産の属性とビジネスモデル面での親和性を考えれば、新生銀行が一番しっくりハマる相手。対抗は、「ダイナースクラブ」事業を何処よりも欲しいであろう三井住友フィナンシャルグループ。三井住友トラスト・ホールディングスとどういう手打ちをするかは分からんけど。いや、その水面下でのドロドロバトルが、本件で一番面白い部分かな?。

シティバンクの売却先は三井住友コンビになりそうな件について(2014/11/8)

 そして出た答えが、「三井住友フィナンシャルグループがダイナースクラブ会員をはじめとした富裕層顧客向けの銀行事業、三井住友トラスト・ホールディングスがダイナースクラブ本体のガード事業を買収」。

 やはり一番面白かったのは「三井住友グループ内の水面下の手打ち」だった、シティバンク銀行個人部門の売却劇。奇手というほど奇手でもないが、こういう大型ディールで現実に見せつけられると、ちょっとした経済ドラマ的で面白い。「本命」の新生銀行が急に腰砕けになった経緯も含めて、どういうドロドロが関係者間であったのか、ほとぼりが冷めたころにどっかの経済紙で特集して欲しい。

 「あっさり引き下がりすぎだろ?新生銀行」と思っていたら、こういうことかあ。

 おもろい。これはおもろいわ。経済ドラマはこうじゃなくてはな。さて、こうなると落としどころはどうなるか。「銀行とカード両方とも三井住友」「銀行は三井住友、カードは新生連合」「これまでの話は全てご破算で第三勢力が突如登場」。どれが来ても、間違いなく角が立つ。どれを想像しても、思わず股間がいきり立つ。そそられるねえ。

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「ダイナース」共同買収検討、争奪戦の可能性も

 新生銀行と三越伊勢丹ホールディングス、ジェーシービー(JCB)の3社が、「ダイナース」ブランドのクレジットカードを日本で発行する会社を共同買収する検討に入ったことが分かった。

 三井住友信託銀行も買収の意向を持っており、3社連合との間で争奪戦になる可能性もある。

 買収を検討する米金融大手シティグループ傘下のクレジットカード会社「シティカードジャパン」は、主に富裕層向けの「ダイナースクラブカード」を発行している。シティは日本事業を縮小する方針で、外貨預金などの事業を手がける「シティバンク銀行」の個人部門とともに、売却を目指している。

 新生銀は、顧客基盤を富裕層に拡大し、新たな収益事業に育てたい考えで、三越伊勢丹は、カードを保有する顧客を百貨店に呼び込むことを狙う。JCBは、カード事業のノウハウを生かして収益を伸ばせると判断したとみられる。

(12月6日 読売新聞)

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