WBC第2ラウンド、日本、台湾を延長戦で下す ~ 台湾に足りなかったのは、運と選手層の厚さだけ

 九分九厘の負け戦を引っくり返した日本代表の精神力を褒めて上げたいところだけど、ひねくれ者なので、ここまで強くなった台湾の「末恐ろしさ」ぶりの方に、敢えて拍手する。

 ホント、いい試合だった。そして、数年後は分からんぞ。今のアジア野球界の実力順位。

侍ジャパン、台湾に逆転勝ち! 中田が決勝犠飛=WBC

 WBC日本代表は8日、東京ドームで2次ラウンド1組初戦となるチャイニーズ・タイペイ戦に延長10回、4対3と勝利した。次回は10日にキューバを破ったオランダと戦い、この試合に勝てば決勝ラウンド進出を決める。

 侍ジャパンが終盤に粘りを見せた。2点ビハインドの8回無死一、三塁から4番・阿部慎之助のライト前タイムリーで1点を返すと、1死一、二塁から坂本勇人のレフト前タイムリーで同点へ。再び1点のリードを許した9回には2死一塁から一走の鳥谷敬が二盗を成功させ、井端弘和がセンターへはじき返すヒットで、鳥谷が同点のホームを踏んだ。延長戦に突入した10回には途中出場の相川亮二のヒットをきっかけに1死二、三塁のチャンスを作ると、中田翔のレフトへの大きな犠牲フライで勝ち越した。

 投手陣は先発・能見篤史の制球が定まらず押し出し四球で1点を失うなど3回途中で降板、2番手・攝津正、3番手・田中将大もそれぞれ1点を失うなど安定感にやや欠いたが、同点の9回から守護神の牧田和久を投入するなど大崩れすることなく味方の逆転劇につなげた。

(3月8日 スポーツナビ)

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