突撃!パッパラ都知事選

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 ぶっちゃけ、この「シンタローに捨てられた恨みで出馬かますようなオッサン」と「参加することに意義がある共産党」吉田万三氏の存在は、既にどーでもよくなっているワケで>都知事選。

突撃!パッパラ隊 17 (ガンガンコミックス)

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都知事選 浅野氏と石原知事 それぞれ会見で舌戦

 東京都知事選(4月8日投開票)の有力候補者が出そろってきた。宮城県知事を3期務めた浅野史郎慶応大教授(59)は2日朝のテレビ番組や夕方の会見で、3選を目指す石原慎太郎知事(74)を批判。「都政は荒廃している」などと早速、舌戦を仕掛けた。受けて立つ石原知事は同日の定例会見で、「具体的に実証して言ってもらいたい」とかわし、笑顔で余裕を見せた。【北村和巳、合田月美、木村健二】

 2日夕に会見した浅野氏は、淡々とした表情で「出馬(正式表明の)会見ではありません。本番のありがたみがなくなる」と切り出した。

 石原氏はこの日、浅野氏の出馬を「お嫁さんが決まって良かった。選挙は1人で戦うものではない」と評した。これに浅野氏は「私が嫁入りするみたいで、しっくりこない例え」とし、石原氏を「チャンピオン」と例えた。

 浅野氏は「石原批判」を展開。石原氏が3期目の最大テーマとする16年五輪招致を「反対ではないが、医療、防災、教育など優先順位の高い課題がある中、最優先にするのは疑問」と指摘した。自らがライフワークとする福祉施策については「現状は極めて深刻。弱い人が生きていける社会づくりとしては相当、首をかしげる」と声のトーンを高めた。

 「都職員が誇りを失っている」と畳みかけ、知事仲間だったころの石原氏の印象を「全国知事会は47人のクラスみたいなものだが、若干、出席日数が足りないかな」と述べた。

 対する石原氏。会見の冒頭、08年度から低所得者層の個人都民税を免除する方針を発表し、3期目の公約と位置づけた。「福祉」が看板の浅野氏に対抗するように、現職の強みを見せた。

 浅野氏の批判には逐一反論した。五輪招致について「争点にはなるだろうが、期待は非常に高い」と話し、都職員に関しては「いいチームワーク。税収を上げ、東京マラソンも成功した。都民は分かってくれる」と自信を見せた。浅野氏に対し「宮城県知事時代、だいぶ県の借金が増えたみたいですね」と皮肉も忘れなかった。

 この2人を他の出馬予定者は、どう見ているのか。石原氏とは旧知の仲の建築家、黒川紀章氏(72)はこの日、五輪招致中止などのマニフェストを発表。例え話の多い浅野氏には「都知事選はギャグじゃない」と不快感を示し、「相手が誰だろうと当選するため頑張る」と語った。

 共産党が推薦する元足立区長の吉田万三氏(59)は「政策の議論になっていない。大型開発中心の石原都政を転換できるかどうかが一番大事だ」と批判した。

(3月3日 毎日新聞)

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