防衛省、次期戦闘機の来年度予算計上見送りへ

次期戦闘機、予算要求見送りへ=現有機の改修で対応-防衛省

輸出解禁

 過去数年間、↑のように弊ブログでも取り上げ続けてきましたFX問題ですが、結局今年もこういう残念なオチに。アメリカが「輸出解禁してあげるとしてF-22ラプター1機あたり247億円ならどうよ?」というバカ高い予定価格をチラつかせてきた直後なので、今回の方針がそれに対する日本の防衛関係者の「答え」なんでしょうね。

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 てな感じで(苦笑)。

 実際、「足元見られて値を吊り上げられた」F-22がダメだからと言って、「まだ完成していない」F-35や「欧州機はちょっとなあ」タイフーンを採用するわけにはいかない以上、今回の予算見送りは仕方ないのでしょうけど…向こう4、5年の間、極東で軍事的緊張が高まらないことを祈るばかりです。

 防衛省は2010年度予算の概算要求で、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の調達経費の計上を見送る方針を固めた。

 調査対象の6機種のうち「第5世代機」と呼ばれる最新鋭ステルス戦闘機2機種の情報が十分に得られておらず、選定作業を継続する必要があると判断したためだが、FX導入がさらにずれ込む可能性も出ている。

 FXは老朽化した戦闘機「F4」の後継機となる。防衛省は約50機導入で、2個飛行隊(予備機含む)編成を目指している。政府は現行の中期防衛力整備計画(05~09年度)で7機を契約する予定だったが、機種が決まらず、10年度からの次期中期防に先送りした。次期中期防の初年度に調達経費が計上されず、導入がさらにずれ込めば、日本の防空能力の低下を招きかねないと指摘されている。

 第5世代機は米国製「F22」と米英などが共同開発中の「F35」。航空自衛隊にはF22の導入を求める声が強いが、技術情報の漏えい防止のため米議会が禁輸措置を設け、詳細情報が入手できない。また、F35の情報収集も難航しており、6機種の比較が完了していないため、概算要求までの機種決定は困難な情勢だ。

 概算要求では機種を特定せずに機数と調達経費を計上することは可能だ。しかし、防衛省幹部は「年末の予算編成までに機種を決めなければならず、F22の禁輸が未解除だと、他機種から選ばざるを得なくなる」として、F22導入を優先する立場からも、概算要求への計上見送りはやむを得ないとしている。

 FXは契約から取得まで5年程度かかるとされ、防衛省は戦闘機部隊維持のため、F4の飛行時間を抑制するなど、退役時期の先延ばしを図る方針だ。

(6月7日 読売新聞)

2 件のコメント

  • もう、いっそのことF-2を50機くらい造ってファントムを置き換え、F-22なりF-35は次のF-X(F-15在来機の後継)として調達することにすれば?と思っちゃいますね。
    今からF-15やタイフーンをライセンス生産してたら、2020年代初めまで造り続けることになりそうだし、だからと言って、F-22やF-35を待つために老いたファントムで頑張るのも怖いものがあるわけで・・・。

  • >フフンさんへ

    書き込みありがとうございます。F-Xのドタバタも長いですね。
    http://blog-imgs-30-origin.fc2.com/m/3/i/m3i/1169039252920.gif
    ↑こちらのような「はだしのゲン」のコラが出た頃はまだ笑い話でしたが、最近はそんな余裕もなくなって来ました(^^;。
    本当にどうなっちゃうんでしょう?いっそ「心神」のロールアウトを待ちますか(待て)。

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