都知事選 絞られてきた慎太郎の対抗馬は「久米宏」「筑紫哲也」

 えーっと、とりあえずアレだ。「(噂が本当なら)民主党って東京都民嘗めてる?」。既存権力・対象に対する否定的活動にしか能の無い人間を政治家することの危うさを、都民は青島の時に思い知らされているってーの。

 人気投票的な「いい勝負」だけが狙いならそれでもいいが、今度の参院選でのリターンマッチ出場権も込みにするなら、せめて建設的思考が出来る人間を選べよと。

 突然、浮上した筑紫哲也氏は出馬するのか。それとも小沢民主党には別の“隠し玉”があるのか。都知事選の告示日が3月22日に迫り、石原慎太郎知事(74)の対抗馬探しが本格化してきた。

「筑紫さんの出馬は五分五分でしょう。ネックは71歳という年齢と健康問題です。でも、知名度や無党派を引き付ける要素は申し分ない。タカ派の石原都知事に対して、ハト派だけに面白い選挙になる。これまでに名前が挙がった中ではピカ一です」(政治評論家・有馬晴海氏)

 ニュースキャスターとして、筑紫氏クラスだと年収はン億円。これまでなら政界転出はあり得ない選択だ。

 しかし、「NEWS23」の司会業の引退がずっと囁かれている今なら、「都知事選出馬を理由に司会を降りる」という大義名分が立つ。落選しても「民主党から参院選出馬」という救済もあるという。

「年齢からいって最後のチャンス。本人も迷っているはずです」(有馬晴海氏=前出)

 この降って湧いたニュースに、民主党都連はてんやわんや。「筑紫氏に打診はしていない」「別のひとりに絞って交渉している」と口を濁す。政治アナリストの伊藤惇夫氏が言う。

「民主党にとって都知事選は、“政治決戦”である参院選の前哨戦。負けるにしても、いい勝負をすることが絶対条件です。となると国会議員レベルの出馬はあり得ない。著名人探しということになる。事実、幹部たちはあらゆるルートで有名人に打診している。そんな中で浮上したのが筑紫哲也氏ですが、民主党はもうひとり、久米宏キャスター(62)も口説いているようです。久米氏が出馬すれば、いい勝負になります」

 大物キャスター2人のうち、どちらかを説得できるか。小沢民主党の正念場だ。

(2007/1/27 ゲンダイネット)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です