観たかった波乱は、こんなのじゃない

 ドイツにしても、アルゼンチンにしても、勝つこと自体は予想していました。文句無しに実力で。

 しかし、その勝利に要らぬバッテンやクエスチョンを付けた御仁がいたせいで、なんともイヤーンな後味の両試合。遺恨沙汰にならなきゃいいんだけどもね。て言うか、今大会の審判、選手のスピードに全然付いていけてない。そりゃ誤審も増えようってもんさ。うーむ。

 今夜半の2試合、オランダvsスロバキア、ブラジルvsチリは、前日に続いて実力上位のオランダ&ブラジルが順当に勝ち進むと予想。前者は、ロッベンが本格復帰したオランダに死角無し。後者は、攻守ともにパーペキのブラジルに死角無し。スロバキアとチリに勝機があるとすれば、速攻と言う名の特攻のみ。

ドイツがイングランドに圧勝、アルゼンチンはメキシコ下す=W杯

 大会17日目を迎えた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会は27日、決勝トーナメント1回戦の2試合が行われ、ドイツ、アルゼンチンが準々決勝に勝ち進んだ。

 ドイツの鋭いカウンターがイングランド守備陣を切り裂いた。まずは前半20分、味方のゴールキックがディフェンスラインの裏に抜けると、これを見逃さなかったミロスラフ・クローゼがDFとの競り合いを制して右足で押し込み、先制点を奪う。続く32分にはトーマス・ミュラーのラストパスを受けたルーカス・ポドルスキが豪快に左足を振り抜き追加点。後半に入ってもドイツの勢いは止まらず、カウンターから後半22分、同25分にミュラーが立て続けにゴールを奪い試合を決めた。

 対するイングランドは、2点ビハインドの前半37分、スティーブン・ジェラードのクロスにマット・アップソンがヘディングで合わせ、1点を返す。さらに38分、フランク・ランパードのループシュートがバーに当たり、下方向にはじかれたボールがゴールラインを割ったかに見えたが、判定はノーゴール。同点を狙った後半は前掛かりになったところをドイツの速攻に遭い、2失点で突き放された。

 W杯優勝3回のドイツと同1回のイングランドという伝統チーム同士のぶつかり合いは、終わってみればドイツが4-1で圧勝し、8強進出。イングランドは“幻のゴール”にも泣かされ、ラウンド16で姿を消した。

 前回大会でも決勝トーナメント1回戦で激突したアルゼンチン対メキシコは、アルゼンチンが先手を取った。こう着状態が続いた前半26分、リオネル・メッシのシュートをカルロス・テベスが頭で触ってコースを変え、ネットを揺らす。メッシのシュートの時点でテベスがオフサイドポジションにいたため、メキシコイレブンは猛然と抗議したが、主審は得点を認め、アルゼンチンが先制した。さらに33分、動揺する相手DFのパスミスをカットしたゴンサロ・イグアインがドリブルでGKをかわしゴールを決めた。今大会4点目となったイグアインは、得点ランキング単独首位に躍り出た。後半に入っても攻撃の手を緩めないアルゼンチンは7分、テベスが豪快な右足のミドルシュートをたたき込み、ダメ押しの3点目。その後は余裕のある試合運びでメキシコの反撃を1点に封じ、危なげなく逃げ切った。

 一方のメキシコは、立ち上がりにカルロス・サルシードがバーに直撃するロングシュートを放つなど、惜しい場面もあったが、後半の立ち上がりまでに3点を失い、後手に回った。ジオバニ・ドス・サントスや後半開始から投入したパブロ・バレーラが幾度となく突破を試みるが、なかなか得点につながらない。後半26分にハビエル・エルナンデスのゴールで1点を返すものの、相手を慌てさせるには至らなかった。結局、そのまま3-1で試合は終了し、前回大会に続きアルゼンチンの軍門に下った。

 ドイツとアルゼンチンが対戦する準々決勝は、7月3日に行われる。 

 大会18日目となる28日は決勝トーナメント1回戦のオランダ対スロバキア、ブラジル対チリの2試合が行われる。

(6月28日 スポーツナビ)

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