橋下徹と渡辺喜美の諍いは奥方の意地の張り合いに似たりな件について

 このエントリーのコメント欄でも書きましたが、日本維新の会の橋下徹とみんなの党の渡辺喜美は、春先位まではまだ組む余地がある関係があったんですよね。ですが、最初は橋下、次に渡辺が「私たちの方が党の人気orブランドは上よ!」と、相手を格下に見下して関係を構築しようとした辺りから変になった。初秋ごろから、日本維新の会のメッキがボロボロ剥げ始めたんで、「みんな」は露骨に「維新」から距離をとってましたが、この距離感の形成の根本原因は、党としてのスタンスの違いというより、両党トップの「自家の家格の上下を巡っての成金奥様チックな意地の張り合い」に近い。

 「維新」に石原閣下が入った影響でしょう、11/15に両党が政策合意を決めた時は、少しは意地の張り合いも弱まったのか?と思っていました。しかし、本日、やはり&案の定のこの発表。予想通りとはいえ、ホント、連携ベタの人気取りベタばっかりだな。「減税日本」や「反TPP」、「国民の生活が第一」含め、このたびの「第三極」のお歴々は。彼らは、アニメ最萌トーナメント2012年大会の優勝陣営である、「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の支持層の爪の垢を煎じて飲むべきだ。

 明確な指導者がいなくても、「作品優勝」という明確な目的と、「アンチ咲」という不倶戴天な敵の存在と、「戦況に応じた合理的な陣営の離合集散」という的確な基本戦略があれば、支持層各自の無意識な集合行動だけでも、あそこまで圧勝できることを、彼らは今年実証した。ヲタとしての満足度は別として、政界を観る者として、あの集団の戦いぶりには納得したぞ。顧みて、有権者の意識操作とそのための世論/陣営形成力が必要スキルの一つであるはずのプロの政治家が、アニヲタの足元にも及ばないとは何事だ。石原閣下以下、第三極の面々は恥を知れ。

 ついでなんで、93年にはそこらへんの能力の高さを示した小沢一郎が率いる「国民の生活が第一」についての見解ですが、ぶっちゃけ、「小沢も老いたな」が実感。特に、時流の後押しを期待できない刺客戦法なんて、ただの有力ゴマの浪費だよ。昔の小沢なら、やらなかったね。こんな愚策。現在45名の前職衆議院議員を抱える「生活」ですが、今度の総選挙を経て生き残れるのは、いいとこ10名でしょう。

みんなに合流打診=29日の都知事選告示まで―維新・橋下氏【12衆院選】

 日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)は23日、みんなの党の渡辺喜美代表に衆院選前の合流を打診した。橋下氏がテレビ朝日の番組で明らかにした。衆院選で両党が競合する選挙区は同日現在で18。第三極を目指す勢力同士によるつぶし合いを避けるには、合流しかないとの思いがあるとみられる。

 橋下氏は、番組出演前に渡辺氏に電話して「国のことを思うのであれば、自分たちのポジションとか自分たちの努力がどうのこうのということに関係なく、一緒にやりましょう」と呼び掛けたと紹介。東京都知事選が告示される29日までに決断するよう求めたという。

 橋下氏はまた、「選挙区調整は最後はじゃんけんで決めてもいい。僕も代表代行のポジションにこだわっていない。みんなの党と一つにまとまっていかないと駄目だ」と強調。「国のことを考えて大英断を下してほしい。渡辺氏の判断一つで政界再編のきっかけになる」とも伝えた。みんなの江田憲司幹事長にも電話で同様に呼び掛けたという。 

 一方、橋下氏は、小沢一郎氏が代表を務める国民の生活が第一との連携は否定した。

(11月23日 時事通信)

その後

維新との合流困難=みんな代表【12衆院選】

 みんなの党の渡辺喜美代表は23日、日本維新の会の橋下徹代表代行(大阪市長)から打診された衆院選前の合流について、実現は困難との認識を示した。大分県中津市内で記者団に語った。 

(11月23日 時事通信)

 しかし、こんだけ無駄に政党ばっかり多くなって、NHKも大変だね。政見放送の時間割り振りとかどうすんの?(笑)。

 ここで「【コードギアス】反逆者でも恋がしたい!【中二病OPパロ】」を紹介。


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完全に一致。

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