反格差デモに見る社会的弱者の衆愚っぷりな件について

己が不遇や不満を社会的義憤にすり替えて、社会(的強者)に対して雑多な罵声をぶつけるだけのイベント・反格差デモ。当事者たちの思想的な方向性が全く見当たらない一方、全世界で付和雷同的なブームになっているこの奇妙な騒ぎには、正直四六時中苦笑い。2週間前のこのエントリーでも書きましたが、危ういよなあ、こういう「定見無き他罰主義的」な連中の「ええじゃないか」祭りは。

敢えて言うけど、この手のガス抜きイベントに参加するような人ってさ、建設的な何かをしたいと言うより、己が境遇に対する愚痴と鬱憤を世間に向けて射精する公開オナニーをしたいだけだろ。ぶっちゃけ。

<反格差デモ>欧州にも拡大 一部、暴徒化も

米ニューヨークで始まった反格差デモ「ウォール街を占拠せよ」は15日、欧州やアジアに飛び火し、ロイター通信などによると、債務危機が懸念されるイタリア、スペイン、ドイツでは首都で、ユーロを発行する欧州中央銀行(ECB)本部があるドイツ・フランクフルトやイギリスのロンドン証券取引所の近くではそれぞれ数千人がデモ行進。ローマでは参加者が車に放火したり銀行の窓ガラスを割ったりするなど暴徒化した。

世界中にデモを呼びかけた提唱者によると、15日のデモは計82カ国、951都市に広がる見通し。

イタリアでは14日にベルルスコーニ首相に対する信任投票が行われ、首相が信任されて以来、ローマ市内の主要銀行や首相府前でキャンプが張られ始めた。デモ参加者は約10万人規模にふくれあがると見られており、警官約1500人が配置され警備を強化。15日は、市内を行進するデモ隊から少人数のグループが抜け出し、少なくとも車2台のフロントガラスを割って放火した。さらに商店の窓ガラスを割ったり、取材中のテレビクルーに暴力を加え、持参したとみられるイタリア国旗や欧州連合(EU)旗を燃やした。

アジアでも韓国の首都ソウルで約500人が「(人口の)1%のための資本主義は崩壊した」と気勢を上げた。市内であった、米韓FTA(自由貿易協定)に反対する集会の参加者も合流。台湾の高層ビル「台北101」前では約100人が貧富の格差解消を訴えた。台湾では格差が過去最悪となっており、来年1月の総統選の最大争点となっている。

また東京でも計3カ所で約500人が参加したデモがあった。

(10月15日 毎日新聞)

まあ、数年前の日本の「派遣村」祭りもそうだったけど、この手のイベントって、現場のアレな参加者よりも、そいつらを煽動する腹黒な連中の方が数倍厄介な訳で。神楽としちゃ、反格差デモでシュプレヒコールぶっこいている連中より、今回の世界的なお祭りで「得をする連中」の正体を見極めたいですな。

ここで「【東方手書き】ルパン三世のテーマ – HAKUREI TYPE -」を紹介。


D

元ネタはパチスロ版なのですね。比較版はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です