北ミサイル発射誤報で野党が大喜びしている件について

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これを受けた「あまりに予想通りな」野党の反応。

野党、誤発表を一斉批判＝「いいかげんな政府」「大失態」

　野党各党は4日、北朝鮮の弾道ミサイル情報に関する政府の誤発表について「いったい（麻生）政権は何をやっているのか」（鳩山由紀夫民主党幹事長）などとそろって批判した。徹底した原因究明を求めるとともに、麻生政権の危機管理能力の甘さを追及する方針だ。

　鳩山氏は、大阪府東大阪市での集会で「むやみに動揺するより、冷静に対処することの方がはるかに大事だ。いたずらに危機感をあおりすぎることも国際的に問題だ」と指摘。その上で、「このようないいかげんな政府は国民のためにならない」と述べ、政権交代の必要性を訴えた。

　共産党の志位和夫委員長は長野市で記者会見し「国民に緊張、不安、混乱を招く。お粗末ということに加え、責任は重い」と非難した。社民党の福島瑞穂党首も取材に対し、「政府の大失態ではないか。間違ってミサイル防衛で迎撃していたら、先制攻撃にもなりかねなかった」と語り、原因究明と情報公開を要求した。

　国民新党の亀井久興幹事長は「国民がピリピリしている状況だから、きちんと対応してくれないと困る。無用な混乱を招きかねない」と述べた。

(4月4日時事通信)

　個人的に今回の誤報は、「課題抽出も含めた本番前演習」と「北朝鮮への日本政府の意志表示」そして「国内の売国奴のあぶり出し」という点で無駄ではなかったと考えます。「演習」「意志表示」の2要素については、2006年の発射失敗の再現だけは許されない北朝鮮に対し、相当なプレッシャーになったでしょうし、最後の1要素については上記の記事の通りです。「あぶり出し」と言う点では、いつもの「9条教」プロ市民団体も対象ですかね。もっとも、今敢えて個別の組織名を挙げる必要はないし、その価値もないので割愛しますが。

　政治の世界では、「政争は水際まで」という言葉があります。与野党を問わず政治家たる者、外敵との戦争や侵略行為への対抗措置など国益全体に関わる事態に際しては、個々の政策信条を二の次にして総じて事に当たるべし…というのが、その意味です。ところが、今回のミサイル発射騒動では、最後の最後まで、否、この期に及んで未だに「迎撃体制反対」を叫ぶ政党があります。「今回のミサイルが北朝鮮が言うとおり人工衛星で、日本上空を大気圏外で通過するなら迎撃はしない」と日本政府が公式に発表しているにもかかわらずです。

　些か頭が痛くなる現実ですが、それ故に、我々日本国民は、4/8までにミサイルが飛ぼうが飛ぶまいが、今回の騒動に際して日本の各政党・政治勢力がどのような対応をしたかを見極めなければならないコトがハッキリしました。総選挙のためにではなく、今の日本がどこまで「政治的に蝕まれているか」を見極めるために。

　もっとも、「敵」が有能ならばそれはそれで対抗する甲斐もありますけどね。多少の毒は体の免疫力を高める効果もありますし。しかし、

社民党の福島瑞穂党首も取材に対し、「政府の大失態ではないか。間違ってミサイル防衛で迎撃していたら、先制攻撃にもなりかねなかった」と語り、原因究明と情報公開を要求した。

　流石にこれは酷すぎる。

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　「誤報＝飛んでいないロケットor弾道ミサイル相手に、どうやったら迎撃ミサイルを射てるのか、ボク全然わからないや」

　まさか、レーダー捕捉・照準とか関係無く、大昔の高射砲みたいに高度だけ合わせて適当に撃つもんだとか思ってます？＞SM-3＆PAC-3。福島瑞穂女史の軍事オンチは今に始まったことじゃないですが、このご時世、少しは勉強してから口を開くべきではないでしょうか。　