キナ臭さ増量中

 オバマ政権発足直前のアメリカに様々な揺さぶりを仕掛けるパキスタン&タリバン。退いてはならじ&今が攻め時と強気交渉一辺倒のインド。事態の無視はできないが、外患よりも内憂対処で大わらわのアメリカ。さて、一番最初にバンザイ暴走するのはどこかいな?。

 普通に考えると緊張状態を下手に長引かせたくないインドだけど、オバマ政権のニュー・ニューディール政策が資金不足で万が一(いや千が一…百が一?)機能不全に陥ったら、本命・アメリカに「チェンジ」もありかも。

 今のアメリカの置かれているステージ的に、「ニューディール政策再び!」はたまた「アメリカ版・日本列島改造計画」はアリだし支持もしたいが、この政策って長引くとコトなんだよなあ…。政策原資調達のための「市場キャパを超えた」国債大量発行+中央銀行による集中買取=財政破綻なんて展開になったら、目も当てられない。加えて、その対応策として、70年前のようにまた戦争特需を演出すべく印パ紛争へ積極介入やらかした日には、目を覆うしかない。地理的に中国の介入の可能性も高いし。

 うーん、やっぱり、オバマ政権下でのニュー・ニューディール政策の機能状況がハッキリするまでは、アメリカが「安易な生贄探しを始める」リスクはなるべく下げときたいよなあ。…すまないインド。今回は暴走以前に色々と自重してくれ。キナ臭さを「臭い」段階で早期に消しておくために。

タリバン、輸送車両100台放火=アフガン駐留軍向け-パキスタン

 【ニューデリー7日時事】パキスタン北西部ペシャワル近郊で7日未明、反政府イスラム勢力タリバンが物資輸送ターミナルを襲撃し、地元警察によると、アフガニスタンに駐留する米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍向けの物資を積んだトラック約100台が焼かれた。

 パキスタンはアフガン駐留軍に補給面で協力しており、主に民間請負業者が物資を運んでいる。破壊工作がたびたび起きているが、一度の被害としては過去最大となった。 

(12月7日 時事通信)

印首相、パキスタン空爆を警告=同時テロで要求拒否なら-新聞報道

 【ニューデリー7日時事】7日付のパキスタン紙デーリー・タイムズは、インドのシン首相がムンバイで起きた同時テロをめぐり、パキスタン政府が容疑者引き渡しなどインド側の要求に応じない場合、パキスタン国内の標的に空爆を加える以外に選択肢はないとの考えを、先週訪印したマケイン米上院議員に伝えていたと報じた。

 同紙によると、インドに続いてパキスタン入りしたマケイン氏が6日、有識者らを集めてラホールで開いた非公式昼食会で明らかにした。同氏はまた、パキスタンの情報機関である3軍統合情報局が同時テロに関与した十分な証拠があるとも述べた。軍事行動の可能性はシン首相から直接聞かされたという。

 インドが実際に軍事作戦に踏み切る可能性は低いが、シン首相はマケイン氏を通じ、パキスタンに強い圧力を加える狙いがあったとみられる。 

(12月7日 時事通信)

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