どちらの建築物も「まさに中国クオリティ」

 最初の記事で「なんで近代高層マンションが外壁工事の失火程度で丸焼けになるの?」と思っていたら、二つ目の記事を見て納得。中国ってプレハブで15階建て作っちゃうのかよ。枠は軽量鉄骨をボルト止めしただけ、壁は断熱材充填したパネルを組んだだけじゃあ、そりゃ火事になったら一気にタワーリング・インフェルノになっても仕方ないべ。

高層マンション火災、8人死亡=上海

 【上海時事】中国上海市中心部の静安区で15日午後、高層マンション(28階建て)の火災があった。中国メディアによると、住民ら少なくとも8人が死亡、50人以上が負傷した。

 現場では70台以上の消防車が消火に当たり、約5時間後に鎮火。逃げ遅れた住民らの救出作業が続いた。

 上海のニュースサイト新民網によると、マンションは1998年に完成し、総戸数500戸。退職教員が多く住んでいたという。火災発生当時、建物は外壁改修工事中で、一部の作業員は竹製の足場につかまり救助を待った。

(11月15日 時事通信)

これが中国クオリティ! たった6日間で15階建てのホテルが完成!

 中国の技術もここまで来たか! と、衝撃を受ける動画をご紹介します。なんと15階建てのホテルがたったの6日間で建築されていく様子を撮影した動画です。繋ぎ合わせて、ではなくぶっ通しで6日間しかかかってません!

 このホテルが建設されたのは中国湖南省の長沙市。省エネルギー、環境への貢献、そして持続可能な建物をテーマにして建設されたこのホテルには素晴らしい技術が使われています。

 鉄骨は従来の6分の1の重さにも関わらず震度6の地震にも耐えられ、気密性、防音性も従来の5倍。窓はガラスの3倍の強度を誇るプラスチック製。さらに空気の浄化システムも備えられており、3段階の浄化システムは95~99%の浄化効率を誇り、排出される空気は取り入れた空気よりも20倍もキレイなんだそうです。

 動画では「この建築システムはほとんどすべての環境で利用でき、そしてこのホテルは快適と安全の両方を実現した人類の歴史で最初の建物です」と説明されています。

 YouTube – Ark Hotel Construction time lapse building 15 storeys in 2 days

 それにしても基礎ができるまで46時間38分12秒、外壁などの外装、内装ができるまで90時間09分52秒。合わせて136時間48分04秒で15階建てのホテルができあがるという事実にはビックリしますね。

(11月15日 デジタルマガジン)

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