「魔法少女まどか☆マギカ」第10話「もう誰にも頼らない」感想 ~ 「ほむほむ!ザ・ワールド」

 ほむ「(この選択肢が正解かも…)そして時(はなし)は動きだ…」

 QB「はい!(成功確率は)消えた!」

 全「えー!?」

 そして参加者一同、もう一度最初から答え探しを開始

 あるいは「魔法少女と機関銃」。♪ さよならは別れの言葉じゃなくて 再び会うまでの遠い約束 ♪。とりあえず、選択者がほむほむの場合の「なるほど!ザ・恋人選び」は、まどか嬢一択確実なので、クイズにならないだろうな(注:以上、20代以下の方には意味不明なネタで申し訳なし)。

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 本エピソードについては、昨日も少し触れて絶賛済みなのと、関西組さんを中心に既に感想披歴・考察が為されているので、ここではアッサリと。

 今回は暁美ほむら嬢@CV斎藤千和女史の回想エピソード。そこで語られた本作の基本的なストーリーの流れと、ほむほむの本性(例:表S属性&隠れM属性含む)は、ほぼ以前からの予想通り。ただ、ワルプルギスの夜との相討ちルートで鹿目まどか嬢@CV悠木碧女史から託された願いが、ほむほむをここまで縛りつけていたとはちょっと予想外。結構キツイお願いされているんだけど、それを意に介さず唯一のハッピーエンドを目指して修羅の日々を繰り返すほむほむ。まごうことなく「愛」の為せるワザだよなあ。

 そして、その感想を引っ張りながら聴く今回のED「コネクト」。凄い。これまでOPで聴いていたのと同じ曲なのに、感じ方が全然違う。第1話から9話までの各種布石の反芻もそうだけど、第10話を観た後にこれまでのアーカイブを見直すと、全く違う楽しみ方ができるって、これは凄い。ぶっちゃけ、作り手の術中にズッポリ嵌められていると思うけど、これは良い「やられた感」。これはDVD買うしかないね。そのやられた感を堪能するために。

 残り2話への布石と言う点では、「魔女まどかの名前=クリームヒルト・グレートヒェン」であることが判明したあたりに注目でしょうかね。グレートヒェンはかのファウストの奥さんの名前で、彼女はワルプルギスの夜に命を落とす。てことは、どういうことだってばよ?。まどか嬢死んでまうの?ほむほむがファウストなの?。はたまた、別の視点で考えれば、ファウストの魂を救済するのは、先に逝ったグレートヒェンなわけで、つまり、ほむほむは非業に倒れるが最後にまどか嬢によって救済される(≒例:OPの黒猫に転生してまどか嬢と共に生きる)ってことの示唆なのか?。うーん分からん。もう一つの名前・クリームヒルト@「ニーベルンゲンの歌」ジークフリートの奥さん兼復讐鬼の方に、何かヒントがあるんだろうか。

 これまでのループの悲劇&BAD ENDを観る限り、まどか嬢がほむほむの正体以外の全体事情を知りつつ、まだ魔法少女になっていない現状こそが、ほむほむや作品世界にとって唯一無二の勝利のカギと確信。ああ、早く続きの2話、そして結末を観たい。

 今回はストーリーもさることながら、キャラ要素についても見どころ多し。ドジっ子ほむほむが中学生テロリスト&泥棒を経て熟練ソルジャーに育って行く過程を筆頭に、ループ時の巴マミ嬢@CV水橋かおり女史の殉職率の高さや、美樹さやか嬢@CV喜多村英梨女史の変わらぬ頑なっぷり、キュウべえ@CV加藤英美里女史のノルマ発言、そして「こんな自信満々なまどかなんてまどかじゃない!」描写の数々にニヤニヤ。それにしても、今回の悠木&斎藤両女史の泣き演技は、凄かったなあ。

魔法少女まどか☆マギカ デスクマット ビーチ

魔法少女まどか☆マギカ デスクマット ビーチ

DVDの特典にこういうお遊びエピソード入れてくれると◎。

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