「宅間守@池田小事件の精神鑑定書」出版に意味あるの?な件について

 宅間の遺族はともかく、殺された児童の遺族に許可とってないのは、拙いだろうなあ。池田小に「事件の記憶を自分たちの望む形で永久保存」させるために、鐘七つ吊るさせた遺族だぞ?。この事件に関して、「自分たちの意向抜き」で誰かが何かをすることなんて、認めるとは到底思えない。セカンド何とかが云々とか言って、出版差し止め請求を仕掛けてくるに100カノッサ。

 あと、この手の「犯罪者の本音」暴露本の出版で思い出すのは、光市母子殺害事件の犯人・大月孝行(旧姓福田)を騙し討ちにして、奴とその周辺の魑魅魍魎の本音を世間に公表した「福田君を殺して何になる」@増田美智子だな。

 物書きとしての増田がやったことは「下衆」の一言だが、一方で、犯人(というより安田好弘をはじめとした弁護団)の欺瞞を世間に周知ならしめるきっかけになったことは、社会に資するという一点において意味があった。

 これに対して、「宅間守 精神鑑定書 精神医療と刑事司法のはざまで」には、そういう意味での社会的寄与や貢献は期待できるのだろうか?。事件の関係者は、宅間を含めて皆死んだか、「痕跡」を望んだ形で残した後は事件自体から遠ざかっている。にもかかわらず、今、精神鑑定書を出版することは、事件と関係ない人間を、「興味本位」で事件に群がらせるだけじゃないのか?。

 当時の精神科医の無力を反省するなり、その原因を研究するなりしたいなら、「その筋」のコミュニティ内でだけ、情報を共有すればいい話じゃないの?。わざわざ、一般向けの書籍にしなくても。

 

<池田小事件>宅間元死刑囚の精神鑑定担当医、鑑定本を出版

 2001年6月に起きた大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の乱入殺傷事件で、宅間守元死刑囚の精神鑑定をした岡江晃医師(66)が、鑑定記録全文を掲載した著書を今月23日に出版することがわかった。「例のない重大事件だっただけに、記録を明らかにすることで、なぜ事件が起きたのかという背景や精神医療のあり方を考えてほしい」と出版の動機を語っている。「自分が悪いんと違う」などと、生々しい言葉がつづられており、議論を呼びそうだ。

 著書は「宅間守 精神鑑定書 精神医療と刑事司法のはざまで」(亜紀書房)。

 岡江医師は元京都府立洛南病院長。宅間元死刑囚が公判中の02年10月、大阪地裁から依頼を受け、もう1人の専門家と鑑定を担当。精神疾患ではなく、性格に極端な偏りがある「重い人格障害」と診断。責任能力はあると判断し鑑定書は死刑判決でも採用された。

 著書には関係者のプライバシーにかかわる部分以外の鑑定内容はすべて掲載した。事件前の心境について「何もかもが逃れたかった。今の苦しさから」と語っていたといい、事件当時の心境は「国家の命令で戦争しているような感じ。自分が悪いんと違う」などと表現。警察に捕まる際の心境として、「社会とさらばやなあ」などと話したと記している。

 岡江医師は別の公立病院を退職した12年春ごろから、鑑定書の出版を考えるようになった。事件から10年以上たち、興味本位で見られることは少ないと考えたからだという。事件前に15人以上の精神科医が診察していたのになぜ事件を防げなかったのか。自問を続けてきたという。

 岡江医師は「個人のプライバシーなどについては悩んだ。被害者の遺族や宅間元死刑囚の遺族は連絡先がわからず了解をとっていないが、客観的な記録を残そうと判断した」と話した。【田辺佑介】

(5月18日 毎日新聞)

 「詰まるところ、引退した老医者の墓代稼ぎだろ?」と言ってしまえば、それまでの話だけどさ。光市事件の福田や安田と違い、もはや反論の機会を与えられない犯罪者の精神鑑定書が、一般向け出版物として世に出ることの意義について、初夏の週末の昼下がりに少し考えてみた。やっぱ、ちょっと納得いかねー。

 ここで「【MMD】進撃の三紳士 ver初音ミク【OPパロ】」を紹介。


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次のMMD杯が今から楽しみです。

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