「出ません」→「出ます」 橋下氏出馬に右往左往

 行き当たりばったりな立ち振る舞いでも、筋が通っていればいい。筋が通って無くても、空気を読んで周囲を納得させられるだけの説得力を発揮できるのであれば許されもしよう。

 しかし、行き当たりばったりかつ筋も通さず、周囲の利害関係を取りまとめる説得力も持ち合わせていない人間に、大阪府民880万人の上に立つ資格があるとは到底思えない。というわけで、ここ最近の言動を見る限り、橋下弁護士の府知事選出馬には反対。テクノクラートとしての能力的なポテンシャルは未知数だけど、政治家としてのキャラクター的な適性には大いに疑問ですよ。

 そもそも過去の自分の発言、「言葉」を軽く扱う人間は政治家になるべきじゃないって(ぶっちゃけ弁護士もそうだけどさ(^^;)。それにしても大阪には、ホントまともな人材が居ないねぇ…。

 「やっぱり出ます」-。1月の大阪府知事選をめぐり、出馬か不出馬かが注目されていた橋下徹氏。マスコミには不出馬の意向を示し、そもそも出馬要請もなかったと説明していたが、11日になって一転、所属する芸能プロダクションの社長に出馬の意思を伝えた。大阪で弁護士を務める傍ら、タレント活動でも知名度の高い橋下氏。民放各局も急遽、対応に追われるなど慌ただしい一日となった。

 「知事選には出ません」。この日朝、橋下氏が所属する芸能プロダクション「タイタン」(東京)の太田光代社長は橋下氏から携帯電話でそう聞いていたが、正午すぎ、再び携帯で「やっぱり出ます。ご迷惑をおかけします」との“出馬表明”を聞いたという。

 橋下氏は翻意の理由を話さず、「ご迷惑をおかけします」と繰り返すだけ。太田社長は「本人の意思なので…。今後のスケジュールのことで頭がいっぱいで、出馬理由は詳しく聞かなかった」。

 一方、橋下氏と親しいジャーナリストの大谷昭宏さんは、この日午後4時半ごろ、橋下氏本人から連絡があり、「決断した」と明かされた。橋下氏は「二転三転して申し訳ない」とわびつつも、なぜ今なのかという問いには「38歳の今なら打って出る活力があるから」と答えたという。また、12日午前の出馬会見の時点で政党の推薦がない場合でも「無所属で出馬する」とし、「母親の意見も聞いて立候補を決めた」と話していたという。

 この日の橋下氏の動きは自民党府連にも寝耳に水。関係者によると、橋下氏は、以前に出馬の意思を確認した際、「出ます」と答えたにもかかわらず後日、不出馬を表明。「出馬要請もなかった」とのコメントを出していた。こうした経緯を踏まえ、ある幹部は「もし党本部が動いているなら、地元との間に軋轢が生じるかもしれない」と話した。

 一方、テレビ出演の多い橋下氏をめぐり、民放各局では収録済み番組の問題で担当者が対応に追われた。橋下氏の12月の出演番組はテレビ、ラジオで計36本。ある民放関係者は「芸能事務所に所属している橋下氏は文化人ではなく『タレント』扱い。ギャラは1本20万円以上はいく」としており、「1億円プレーヤーの可能性が高い」。

 橋下氏がレギュラーの「ムハハnoたかじん」を放送している関西テレビではこの日夕、橋下氏から12日に記者会見をするとの連絡が入り、担当者が会議に入った。来年1月11日放送分までの3回分を収録済みで、「番組の変更も含めて対応しなければならない」。

 番組中で明確に“不出馬”宣言をした夕方の情報番組「ムーブ」(朝日放送)の担当者は「本人と接触できていないので、会見の内容を受けて対応を検討したい」と困惑していた。

(12月11日 産経新聞)

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