都知事選の勝敗自体は、1週間以上前に着いていた。細かい数字は後から分析するとして、今回の選挙結果で重要なのは、小池都知事の誕生以上に、次回以降の都知事選時、有権者の審美眼が今日よりマシになっている可能性の有無だな。
「当確」小池百合子と「次点」増田寛也の合計で、「脱落」鳥越俊太郎にトリプルスコアを極める流れ ~ 東京都知事選2016中盤2.0(2016/7/24)
- 増田寛也:185-195万票=自公組織・支持票160万票中130万票+自公支持の浮動票30万票+野党連合からの脱落25-35万票
- 小池百合子:215-225万票=自公組織・支持票160万票中30万票+自公支持の浮動票30万票+マダム寿司支持な保守・浮動票80万票+野党連合からの脱落75-85万票
- 鳥越俊太郎:140-150万票=開幕時の持ち票250万票-野党連合からの脱落&無党派層票100-110万票
今の小池百合子の敵は、油断と失言だけ。増田寛也じゃない。
この二人の闘いの割を食い、更に埋没するのが鳥越陣営。今のままだと、7/31は良くて120万票、下手すれば100万票を割る。小池・増田両陣営併せて400万票は固いから、鳥越陣営は軽くトリプルスコアの惨敗だな。
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「小池百合子が増田寛也に勝てるのは、鳥越俊太郎と野党連合と自民党東京都連の愚行のおかげ」「そんなことより4位争いの方が熱いんですが」 ~ 東京都知事選2016終盤(2016/7/30)
- 増田寛也:170-180万票=自公組織・支持票160万票中130万票+自公支持の中立浮動票30万票+野党連合からの脱落10-20万票
- 小池百合子:210-220万票=自公組織・支持票160万票中30万票+自公支持の中立浮動票30万票+マダム寿司支持な保守・浮動票70万票+野党連合からの脱落80-90万票
- 鳥越俊太郎:80-90万票=開幕時の持ち票250万票-野党連合からの脱落&無党派層票160-170万票
明日の少数派層の投票結果で注目しているベンチマークは、主に次の3点。「4位に滑り込むであろう上杉隆が鳥越俊太郎の1/4以上の票を獲れるか」「4位の上杉隆と僅差で5位の桜井誠を併せて50万票以上になるか」「マック赤坂の得票が七海ひろこや山口敏夫を上回るか」。
支持する候補者の政策や主張の是非はともかく、大勢におもねず、かつ一定の規模と志向性、流動性を持った有権者層が全体の1割以上を占めれば、この先の東京都知事選もまだ捨てたもんじゃない。特に「上杉vs桜井」関連。さて、どうなるか。
とりあえず、革新・左翼陣営は鳥越俊太郎の大惨敗にキレまくりたいだろうが、何故自分たちが鳥越なんて「壊れた神輿」を担がなきゃならなかったのかは反省して欲しいね。今回の無様の原因を党派性や文春砲に押し付けているうちは、この先しばらく勝ちの目は無いぞ。
勝ってもらわなくても政権を担ってもらわなくてもいいけど、余りに弱すぎると困るんだよな。有権者の学習する機会が減る一方になるから。
舛添前知事の辞職に伴う東京都知事選挙は31日に投票が行われ、無所属の新人で元防衛大臣の小池百合子氏の初めての当選が確実になりました。東京都知事に初めて女性が就任することになります。
(7月31日 NHK)
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