女性は「自宅謹慎ではないので、旅行に行ってフェイスブックに投稿しても問題ないと思った」などと話したという。今年3月下旬にも別の投稿が確認され、町は名誉が傷つけられたとして処分に踏み切ったという。
この部分を素直に読むと、「停職は自宅謹慎ではないので、町は女性主事の旅行や投稿を禁止できない」「しかし、副町長が注意したのに無視され、彼女が再投稿したので、町は恥をかかされたとして懲戒免職にした」ってことだよな。それも、2回目の投稿から2カ月足らずで。
池田町側の人事権の濫用臭いよなあ。町の内規に「停職処分≒閉門蟄居」と明記されていなかったのなら、当該女性が殊更に役場の決まり事や職務義務を違反したわけじゃない。仮に副町長の指示に従わなかったからと言って、それをもとにいきなり懲戒免職かますかね。
毎日新聞や岐阜新聞の記事によれば、地方公務員法違反(信用失墜行為の禁止)での処分ということだが、普通ならせいぜい諭旨免職の事案だろ。岐阜県の人事委員会はどういう裁定を下したのか、報告を読んでみたいところだ。
もっとも、本件で一番気になるのはそこじゃなく、次のくだり。
女性は昨年11月2日、接客業の副業で多額の報酬を得ていたなどの理由で停職6カ月の懲戒処分を受けた。同月下旬、町民の指摘で、旅行の写真などをフェイスブックに投稿していることが判明。
今年3月下旬にも別の投稿が確認され
一つ、女性主事がやっていた接客業の副業って何だ? 二つ、彼女の1回目の投稿をチクった町民って誰だ? 三つ、2回目の投稿がバレた経緯は?
「この3つの組み合わせに、今回の懲戒免職劇の真相が隠れているんじゃないかしら」
この女性主事さんには、サクッと処分取消請求の裁判を起こして欲しいねえ。そうすりゃ、今時点じゃ地元の偉い人や面倒くさい人の都合で隠された色んな事情が、外部からも見えるようになるだろう。多分ね。
停職処分中にもかかわらず、複数回にわたって旅行の写真をフェイスブックに投稿したとして、岐阜県池田町は2日、住民課の女性主事(30)を懲戒免職処分にし、発表した。
町によると、女性は昨年11月2日、接客業の副業で多額の報酬を得ていたなどの理由で停職6カ月の懲戒処分を受けた。同月下旬、町民の指摘で、旅行の写真などをフェイスブックに投稿していることが判明。副町長が注意したが、女性は「自宅謹慎ではないので、旅行に行ってフェイスブックに投稿しても問題ないと思った」などと話したという。今年3月下旬にも別の投稿が確認され、町は名誉が傷つけられたとして処分に踏み切ったという。
監督責任を問い、町は岡崎和夫町長を減給10分の2(1カ月)、副町長ら3人を文書による訓告処分とした。
ここで「2016年春アニメ『生存本能ヴァルキュリア』 第1クールED」を紹介。
こう考えますわなー。
一押しして頂けると励みになります<(_ _)>
コメントを残す