「共に軽めのOB狙いが良いでしょう」
「つまんねー事、いうなよ!」
でもまじめな話、国税のそこそこの役職のOB税理士に任せれば、偽造遺言者を使った寄付なんてショッぱい手口を指南して、バレるようなチョンボはしないよ。往々にして、まともなOB狙いをさぼり、安めの小細工で逃げようとすると、
「ズルがバレて、ペナルティは更に重くなるでしょう」
おそまつ。
相続税が免除される社会福祉法人への寄付を装うなどして約4億9500万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は22日、東大阪市の不動産管理業、高木孝治容疑者(73)や落語家、税理士ら7人を相続税法違反と偽造有印私文書行使の疑いで逮捕した。
特捜部は7人の認否を明らかにしていない。
高木容疑者以外に逮捕されたのは▽落語家の桂小軽(おかる)(64)=東大阪市、本名・西裏文雄▽税理士の岩上順(63)=大阪市北区▽社会福祉法人元理事、榎森(えもり)広高(48)=堺市南区--の各容疑者ら。
逮捕容疑は共謀し、2013年11月に高木容疑者が死亡した兄から相続した預金や有価証券など約10億5000万円のうち、約8億5000万円を和歌山県内の社会福祉法人へ寄付したように偽装。相続税約4億9500万円を脱税したとされる。大部分の財産を同法人に遺贈するという、兄名義の偽造された遺言書などを税務署に提出していたという。
高木容疑者と40年来の友人という桂容疑者は逮捕前、「相続税が高いことに(高木容疑者が)ごねたことから始まった。兄さんみたいな人に意見はできんかった。相続してから高木さんらと北新地などで遊んだ」と語っていた。【藤顕一郎、岡村崇】。
コメントを残す