トルコ総選挙で与党AKPが過半数割れな件について(2015/6/8)
「AKB48選抜総選挙で与党AKBが第一党から転落」よりは意味のある激震だが、最近のトルコ経済の低迷、イスラム色&独裁色を強める政治スタンスの危うさ、対シリア・IS戦略の迷走から考えれば、十分想定内な地殻変動。
今度も十分想定内の結果。そして、クルド労働者党(PKK)との争いは続き、トルコの混乱は拡大し、中東難民の救済は更に遅れる。
同国を舞台にした、彼女らのような美少女キャラが主人公の平和で萌えなアニメを期待するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
【イスタンブール=大内清】トルコで1日、国会(定数550)の出直し総選挙が行われた。エルドアン大統領が実質的に指導するイスラム系与党、公正発展党(AKP)が単独過半数の回復を目指しているが、6月の前回選挙と同程度かそれ以下の得票にとどまるとの観測も強い。即日開票され、1日深夜(日本時間2日朝)にも大勢が判明する見通し。
トルコでは前回選挙の後、政府がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」や非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」との対立路線にかじを切り、軍・警察へのテロや衝突が頻発している。10月には首都アンカラで、イスラム国の関与が疑われる自爆テロで100人以上が死亡した。
こうした中、AKPは、脅威に対処できる強い政府が必要だと主張。野党は、治安悪化は政府の責任だと訴えてきた。有権者数は約5400万人。
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