不運としか、言い様がないな。
31日昼ごろ、長野県岡谷市の山林から火が出て今も消火活動が行われています。火の勢いは弱まりつつあるということですが、市は、火が住宅に燃えうつるおそれもあるとして、近くの地域に対し避難準備情報を出し、早めの避難を呼びかけています。
31日正午前、岡谷市川岸西で墓地から出た火が山に移りそうだという通報が消防にありました。
火は風にあおられて山に燃え移り、県によりますと、午後4時前の時点で少なくとも300ヘクタールが焼けたということです。
今も住宅地と反対側の山の方向に燃え続けていて、消防車11台などが出て消火活動を続けています。
また、長野県に加え、群馬県や富山県、岐阜県、それに自衛隊のヘリコプターが、上空から消火に当たりました。
県や消防によりますと、当初6か所ほどで火が上がっていましたが、火の勢いは弱まっていて、今は2か所ほどになっているということです。
警察や消防によりますと、今のところけがをした人はなく、住宅にも被害はないということです。
長野地方気象台によりますと、岡谷市を含む諏訪地域には乾燥注意報が出されていて、午後6時現在、諏訪市の湿度は30%で、およそ5.3メートルの風が吹いているということです。
岡谷市は、住宅の近くで火がくすぶっていて今後、燃え広がるおそれもあるとして、午後3時すぎ、川岸中1丁目と川岸上4丁目の山沿いの地域に対し、避難準備情報を出しました。
市は、近くの小学校と中学校に避難所を設け、高齢者や体の不自由な人たちは早めに避難するよう呼びかけています。
(3月31日 NHK)
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