インドで多発する女性虐待事件 ~ アヴドゥルさん@JOJOの「インドは『これだから』いい国なんですよ」発言を素直に信じていた時期が、俺にもありました(2013/1/13)
このエントリーを書いてちょうど2年。表沙汰になっていない事件の方が多いんだろうけど、インドじゃ、自国民だけじゃなく、「カースト外or下位設定」民相手なら色々と許される宗教観が悪い風に働いて、欧米人から日本人まで人種問わずのレイプ事件が多発している。実際、今回の事件の舞台となったブッダガヤでは、数年前にも日本人旅行者の女性が襲われてる。
そんな中、今度は、22歳とはいえ、インド慣れしている宗教学研究者が襲われた。こりゃもう、注意するとか事前準備がどうとか以前に、女性の一人旅自体が危険と考えるべきなんだろうな。現地では。
しかし、ブッダガヤと言えば仏教の最高聖地の一つなのに、そんなところで監禁レイプとか、いくらヒンズー教徒さんだからって、罰当たりに過ぎるだろ。それとも、ヒンズー教徒さんだからこそ、そういう仏教的なシチュの重みは最初からノーカンなのかな?。宗教観をひとまず横において、個人のモラルで善悪のレベルを測ってくれる層が多数派になれば、状況は変わるんだろうか。
インドを旅行中の日本人女性を監禁して現金を奪い、強姦(ごうかん)したなどとして、警察当局は3日までに、男計5人を逮捕した。
東部コルカタの警察当局によると、女性は11月下旬、コルカタの外国人旅行者が多い地区で日本語を話す男ら3人に声をかけられ、近郊の海岸に誘われた。女性は海岸の村でわいせつな行為をされたうえ、銃を突きつけられて銀行口座から現金を引き出すよう強要され、現金7万6千ルピー(約14万円)を奪われた。
さらに、女性は北部ブッダガヤ近郊に連れて行かれ、そこで地元の男2人に監禁され、性犯罪被害にあったという。
女性はその後コルカタに戻り、在コルカタ日本総領事館と警察に届け出たという。同総領事館は「警察の捜査が進んでいることは把握している」としている。
インドでは性犯罪が大きな社会問題となっており、実行犯への刑罰は厳しくなったが、発生は続いている。(ニューデリー=貫洞欣寛)
(1月3日 朝日新聞)
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