若いころ、バイトしていた本屋が万引きで大損こいていたのを目の当たりにしていた自分としては、その後、ブックオフがそんな万引き連中からの新古本で肥え太っていた姿を見ていた自分としては、ぶっちゃけ「万引き犯なんて一人残らず滅びればいいのに」と半ば本気で憎んでいる自分としては、万引き犯を晒し者にして、社会的に抹殺してやりたい古川益三の気持ちは、よーく分かる。痛いほど分かる。
一応、社会の良識派の皆さんからは、「万引き犯の顔をネットで晒すのは脅迫行為だから、やめとけ」という御注進が来ているようだが、古川社長は「やるよ」。鉄人28号が却ってこなかったら、間違いなく。「上場企業の社長のやることか?。知るかぼけぇ!。だったら、上場をやめたるわい!」と来るのが、この曼荼羅屋の亭主の、亭主たるゆえんだからな。
万引き犯は、ネットでの晒し者経由2ちゃんねるの広域捜査経由人生ドタキャン行きが嫌なら、手遅れにならないうちに、件の玩具を、まんだらけにお返ししろ。
たかだか、25万円のガラクタで人生をガラクタにするなんて、阿呆のすることよ。
それは、さておき。
今回のまんだらけの「英断」に、他の被害者業界の皆さんも倣うかな?。実のところ、それは難しいと思うのよ。だって、万引きで稼げなくなったこのコソ泥連中の中で、少々知恵が回る奴が次にやることって、「本屋やグッズ屋の警備を逆手にとって、名誉棄損の罠にはめ、慰謝料をふんだくろうとする」に決まってるもんな。
古い玩具や漫画などを販売する古書店「まんだらけ」(東京)で、鉄人28号の人形を万引きしたとされる男の写真がインターネットのホームページに掲載されている。
顔にはモザイクがかけられているが、人形を返さない場合は「モザイクを外す」と警告しており、有識者からは「気持ちは分かるがやり過ぎ」との指摘も出ている。
まんだらけのホームページには、警告文と盗まれた鉄人28号の人形の写真、さらに同書店で防犯カメラに映った男の写真が、顔にモザイクをかけた状態で公開されている。万引きしたとされる男が12日までに人形を返さなかった場合、顔写真のモザイクを外して公開するとしている。同書店は警視庁中野署に万引きの被害届を提出している。
まんだらけのネット掲載について、ネット関連の法律に詳しい森亮二弁護士は「人形の万引きは窃盗罪。難しいケースだが、モザイクを外して顔写真を公開すると男を脅すことは、脅迫罪に該当する可能性がある」と指摘する。
甲南大法科大学院の園田寿教授(刑法)は「書店の気持ちも分かるが、多くの店が同様のことをしたら社会が混乱する」と話し、「モザイクが外され、窃盗犯としてネット上に公開すれば、男への名誉毀損罪が成り立つ。店側の行為が公益目的と認定されれば名誉毀損罪は免責されるが、このケースは該当しないだろう」と分析する。
まんだらけは「全ては盗んだ方の出方次第。返還されない場合は画像公開、犯人の特定を行う」とのコメントを出した。
(8月11日 読売新聞)
ここで「脳漿炸裂ガール 城ヶ崎姉妹」を紹介。
私は私で、いきなり今日が人生の分岐点。世は全てコトばかり。
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