小保方晴子も理研のエライさんらも、自分たちを「不幸だ!」「被害者だ!!」とだけは思わないで欲しいな。
君たちは、「身内」の科学界と「観察者」の社会の双方に対して不実で、愚かで、喧嘩下手だった。少なくとも4/9以降は間違いなく、致命的に。その報いを受けただけだよ。
もっと上手く逃げられたはずなのにねえ。もっと大事にせず収められたはずなのにねえ。小保方も。笹井も。2カ月前の素人騙し会見で、「あの程度の茶番でも一定数のお人よしやお花畑を操れるんだー。ちょろっ(プゲラw)」と、世の中を甘くみたのかねえ。もしそうなら仕方ない。地獄の底まで突き落とされて、相応の報いを受けるといいさ。
そしたらきっと、カビの生えた陰謀論者や見たいことしか見ないアオい頭でっかちが、良識の彼岸の向こう側で慰めてくれる。同情した表情を浮かべつつ、「世界3大研究不正疑惑なんて冤罪だよ」とでも囁きながら。君たちの傷に、笑顔で容赦無く塩を擦り込みながら。
「STAP細胞」の論文不正問題を受け、理化学研究所が設置した外部識者による改革委員会(岸輝雄委員長)は12日、論文作成の舞台となった発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)の解体など、理研の大幅改革を盛り込んだ再発防止の提言書を発表した。不正が起きた背景を「一研究者だけの問題ではなく、組織の構造的な欠陥があった」と分析し、CDBトップや理研本部(埼玉県和光市)の理事の交代に加え、著者や関係者に「厳しい処分」を求める内容となった。理研の改革推進本部(本部長・野依良治理事長)はこれを受け、近く改革方針をまとめる。
提言書は、CDBにiPS細胞(人工多能性幹細胞)を超える画期的な成果を獲得したいとの動機があり、それが不正を認定された小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーの通常の手順を省いた異例の採用や、拙速な論文作成につながったと指摘。CDBに「研究不正を誘発する、あるいは抑止できない構造的欠陥があった」と断じた。小保方氏には「研究者としての資質に重大な疑義がある」として「極めて厳しい処分」を求め、CDBの竹市雅俊・センター長、共著者の笹井芳樹・副センター長ら幹部の処分と交代を盛り込んだ。
また、改革案として「人事異動などの通常の方法では欠陥の除去は困難」として、CDBの早急な解体を要求。理研全体もデータ管理や研究不正への認識が希薄だったとして、研究不正問題を担うコンプライアンス担当理事と研究担当理事の交代、不正対応などを担う「研究公正推進本部」の新設を提案した。また、CDB解体後、新組織を作る場合は、研究分野や体制を再構築するよう求めた。
STAP細胞の検証実験の監督や論文の徹底した検証、改革の実施状況を監視する、外部委員による「調査・改革監視委員会」の設置も提言した。岸委員長は記者会見で「CDB解体は今年中にやらないと。新組織も来年度にスタートすべきだ」と注文した。【須田桃子、畠山哲郎】
(以下略)
(6月12日 毎日新聞)
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