まあ、納得。この素人テロリストの犯行、いや、中途半端に迷惑度の高い悪戯からは、技術者としてのこだわり臭も、思想犯としてのメッセージ臭も、異常犯罪者の歪な美学臭も、「爆発はロマンだ!」な男の子臭も、全くしなかったし。
札幌で素人テロリストが好き勝手している件について(2014/4/4)
爆圧を高める工夫をせず、ガスボンベを「ただ加熱&爆発させている」こと。そのくせ、釘や画鋲を中途半端に仕込むなど、全体としてちぐはぐな設計であること。爆発物を仕掛けた一連の事件現場に政治的なメッセージ性が感じられないこと。
以上から考えれば、今回の一連の爆弾、否、汚い花火テロは、模倣犯の可能性も含めて「ずぶの素人」の仕事。
本当に「オバハンによる無意味で迷惑なひと騒ぎ」に過ぎなかった本件。札幌市民にとっては、事件解決でめでたしめでたし。個人的にも、頭ではスッキリ処理できているんだけど、心情面では、スンゴイ「もやっと」感が残留中。
腹立つんだよね。こういうの。価値観的に。おいらは、中途半端に小細工や策を弄した挙句、周囲に迷惑をかけるだけの輩が大嫌いだから。
札幌市北区で相次いだカセットボンベの爆発事件で、北海道警は30日、警察官舎でボンベを爆発させたとして、激発物破裂容疑で同区屯田六条、無職名須川早苗容疑者(51)を逮捕した。道警によると、名須川容疑者は容疑を否認している。
逮捕容疑は4月3日午後11時45分ごろ、札幌市北区北二十五条西の警察官舎北側階段1階踊り場で、カセットボンベを何らかの方法で破裂させ、窓ガラスなどを損壊した疑い。
道警は名須川容疑者の自宅を捜索し、26日から任意で事情聴取していた。名須川容疑者は当初から容疑を否認しているが、道警は現場の状況や防犯カメラの映像、同署や報道機関に届いた犯行声明の分析などから逮捕に踏み切った。
同区では1月27日、札幌北署の駐車場に止めたワゴン車の下でカセットボンベが爆発。スーパーやホームセンターなどで同様の事件が相次ぎ、客らが軽傷を負った。同署近くの警察官舎で起きた爆発では、現場からボンベや約2000本のくぎが見つかった。
同署などには、事件への関与をほのめかし、今後も同様の事件を起こすなどの内容が書かれた手紙が郵送され、道警が同一犯とみて捜査していた。
(4月30日 時事通信)
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