ジャパン・デジタル・コンテンツ信託が運営する中小コンテンツ制作者コンテンツに投資するコンテンツファンド・東京マルチメディアファンド第3号(TMF3)の第4回募集が8月1日から始まっている。
募集作品はアニメや実写などの映像コンテンツを中心に、音楽や書籍、ゲームやオンラインゲーム、それにビジネスソフトなどと幅広いデジタルコンテンツ分野となっている。応募資格は日本法人であり総事業の25%以上の自己負担を行うことや会社の財務の健全性などが必要となる。
そのうえで作品審査を行い、総事業費の75%まで(最大1億円)の投資、または融資が行なわれる。
東京マルチメディアファンドは、1998年に通産省(現経済産業省)とジャパン・デジタル・コンテンツ(現ジャパン・デジタル・コンテンツ信託)が、中小のコンテンツ制作者が権利を保有したまま作品を制作出来る環境を目指して設立された。
1998年の第1ファンド(TMF1)設立以来、2005年設立の第3ファンド(TMF3)までの過去8年間に76案件総額で25億円以上に投資する実績を築いてきた。
これまでの主な投資作品には、アニメ作品の『サクラ大戦活動写真』やゲーム作品の『ウィーザードリイ エクス~前線の学府~』などがある。
昨今、設立が相次いでいるコンテンツ投資ファンドなかでも、経験の長さから日本の代表的なコンテンツファンドと言ってよいであろう。
現在、設立されている大型のコンテンツファンドは、大手企業によるコンテンツ製作の会計の独立を狙ったものが多い。しかし、コンテンツファンド設立の当初の大きな目的は、中小コンテンツ制作企業の育成と権利の確保であった。
こうした当初の目的は未だ解決されているとはいえない。そうした意味では東京マルチメディアファンドの役割は、未だ重要な意味を持っている。
今回の募集は9月29日まで行われ、詳細は東京マルチメディアファンドとジャパン・デジタル・コンテンツ信託のサイトにて確認出来る。
(アニメ!アニメ!ニュース)
JDC(当時)の設立経緯からすれば仕方ないこととは言え、業績低迷な中でも相変わらずこういうことをやり続けないといけない境遇ですか。大変だね>土井のダンナ。親分と株主、立ち位置が真逆な人たちの板ばさみにあって(´・ω・`)カワイソス。
損をした株主さんは、恨むんならJDCのような国策「実験」企業を「実験」でIPOさせたお上を恨んでね。ちなみに、ここは信託業務そのものじゃいつまでも黒転は無理です。投資するなら、他社が同業務を本格化させて彼らへの格付け&同コンサル事業を始める直前が狙い目かと思います。
P.S.
投資は自己責任で♪
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