ぶっちゃけ、アナリストが客を怒らせて「出禁」になるケースって珍しくない。今回みたいに、客の切れ方が下品すぎて個人攻撃に至る例は流石に少ないけど。
珍しく無い上に、大体どんなケースでも見解の相違って奴はあるもんだから、どちらか一方だけが悪いってことも、普通は無い。今回がどうかは別として。
ただねー。常日頃思ってたんだけど、上場株を担当しているブローカレッジ・アナリストって、今日びそんなに必要かね?。
個人ベースの分析能力の優劣もそうだけど、投資家にとって必要な情報って、上場会社のIRだけじゃなく、ネットをさらえば大概見つかる。多面的な分析や識者の見方を参考にしたければ、その手のサイトなんてゴロゴロしている。
よほど未上場会社やインサイダーに通じているならともかく、上場株に関しては、アナリストの情報や見識の優位性なんて、とうの昔に無くなっているんじゃないの?。
と、ここまで書いて考えた。証券業界のこのくらいの実情、楽天だって十分分かってるよなあ。分かってるのに、こんな切れ方をしたってことは、荒木アナリストが自分でも気づかないうちに、やばいネタに触れていたか、それとも、
「ミキティか広報担当役員の沸点が低すぎる上に冷めにくかっただけ」
どっちにしても、やっかいだねえw。まあ、こういう人は往々にして高血圧になりやすい。
マジお奨め。
アナリスト名指しでの批判は正しいのか–楽天の開示情報に集まる疑問の声
「当社としては同氏による過去及び将来のレポートは当社への投資判断の一助とはなりえないと判断しており、投資家の皆様におかれても参考とされないようお勧め致します。また、当社は今後同氏の取材については一切お受けしません」――楽天が7月2日午後7時を過ぎて東京証券取引所で開示した情報は、このような文章で締めくくられていた。
楽天が開示した内容は、同社をカバーする三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニアアナリスト、荒木正人氏が6月21日に発行したレポートに関する反論だ。
レポートでは、楽天20+ 件のレーティングをNeutral(中立)からUnderperform(弱気)に格下げしている。楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏が産業競争力会議の議員に内定した2012年12月末から2013年6月20日の終値にかけて、同社の株価は78.2%上昇しているが、これが過大評価であり、「割高感がある」としている。(後略)
http://japan.cnet.com/news/business/35034238/
(7月4日 CNET JAPAN)
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