舞-乙HiME 第18話 「ホワイトアウト」

佐藤浩市、超悪党。(違)

前回のエルスに続いて今回の贄はアオイ。主役キャラの覚醒を促すためのフラグというか人柱ですが、そういう制作側の意向はおいといて、アオイの忠義心というか「マシロ様(虐待されても)大好き☆」な微笑みが悲しすぎる自己犠牲。アオイを失ったマシロは悲しみとわが身の無力のあまりの茫然自失。もうなんかどこかがデビルマン。

「それでも舞衣なら…舞衣ならきっとなんとかしてくれる!」。実は崖の下でこっそり助けてましたって言ってよバーニィ。

民衆の憎悪どろどろの難民キャンプ。只でさえ新宮殿のために増税するわなんやらで迷惑かけているところに、安全保障もロクに行えないとなれば、そりゃ民衆からは恨まれますな>マシロ。統治者とは実のところ宣伝効果と実績を持って民衆から担がれている御輿に過ぎないわけで、無条件に民衆が統治者を支持し続けなきゃならん謂れはどこにも無いわけですから。

ただ、アオイの窮地にマシロが名乗り出なかったのは、(当人の意識はどうあれ)統治者・国政担当者として正解です。自分以外の多くの人間に責任を持つ人間は、全ての責任を取るまで軽々に&自己満足で身を処してはいけないから。我が身を含めて鳥瞰的に事の軽重を判断する責任感とリアリズムは統治者にとって必須の素養。パルスの十六翼将はそう思わないだろうけど(謎)。

18話のマシロにそういった意識がどこまであったかは分かりません(100%無いでしょうけど)。また、これまでもマシロがその境地にまだ至ったことはないだろうと個人的に思います。しかし、その境地に至りその上で今回できなかった「あと一歩」を踏み出すために、「ヴィントブルーム王国&ガルデローベ奪還作戦」の旗印となるために、統治者に「なるための」意識改革は不可欠でしょう。今回出番がほとんど無かった主人公+αとの邂逅で一皮向けるのかな?

「これでもか」の鬱なBパートに対して救いだったのはAパート。tiaraway再結成おめでとう!(違)、情報屋のオヤジまで登場かよ!! &やっぱりナツキのヘタレは最高だ!(by八木少将)。大統領閣下は准将閣下に容赦無し。まだハルカは丸腰だったんですけど、いきなり後頭部にアレですか?>ユキノ。あと、ミユは前作と「同一人物」ってことでいいんですかね?とりあえずスータンかっこいいよ、かっこいいよスータン。

さて次回も鬱…あれ?またか、またなのか17歳(自称)!!ミドリが笑顔なのがちょっと嬉しい次回予告。トモエが黒転向決定ぽいのはアレだけど。

…え?ニナ&セルゲイですか?…なんか言及し辛いっすねえ。色んな意味で…。

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アングラから政治ネタまで色々モノ調べをやっているイロモノです。思想は保守中道、趣味はサブカル全般、歴史、各種コンサル。ボーイッシュと大和撫子がマイ趣味女の子の双璧。