イランはまだ「自制」が働いているし、これが第三次世界大戦に直結するかどうかは分からんが、当面、ホルムズ海峡封鎖に伴う物流と金融市場の混乱は避けられないだろうなあ。
イラン、イスラエルに報復 弾道ミサイル「第一波」発射(2024/4/14 ロイター)
[ドバイ/エルサレム 14日 ロイター] – イラン革命防衛隊は13日、イスラエルの特定の標的に対して数十の無人機(ドローン)とミサイルを発射したと発表した。イラン国営メディアが革命防衛隊の声明を伝えた。米政府も攻撃開始を確認し、数時間続く可能性があるとの見方を示した。シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことを巡り、イランは報復を行うと表明していた。
イランの国営メディアは情報筋の話として、イスラエルに弾道ミサイルの第一波を発射したと伝えた。
イスラエル軍は、北部のゴラン高原、ネバティム、ディモナ、エイラートがイランの無人機の標的になる可能性があるとして住民にシェルターへ避難する準備を指示した。
イラクの複数の安全保障関係者は、数十機のドローンがイランからイスラエルへ向けてイラク領空を飛行するのを確認したと述べた。
イスラエルのテレビ、チャンネル12は、イランが発射したドローンを米英の軍用機が撃墜したと報じた。
イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は「これは厳しく危険なエスカレーションだ。イランからの大規模な攻撃を前に、われわれの防衛力と攻撃力は最高レベルの準備態勢にある」と述べた。
イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相は攻撃開始の発表を受け、テルアビブの軍司令部で戦時特別内閣を招集した。
イスラエルとレバノンは13日夜に領空閉鎖を発表した。イランとイスラエルの間に位置するヨルダンの安全保障関係者は、領空を侵犯するドローンやミサイルを迎撃する態勢を整えたと述べた。
イランの同盟国であるシリアの軍関係者によると、首都と主要基地周辺の地対空防衛システムを稼働させて厳戒態勢を敷いている。
<各国が非難>
バイデン米大統領は12日、イランが「間もなく」イスラエルを攻撃する可能性があるとし、イランに対し攻撃しないよう警告していた。
米国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官によると、バイデン大統領は国家安全保障チームから最新情報を得ており、イスラエル政府関係者や米国のパートナー、同盟国と連絡を取り合っている。
「バイデン大統領の立場は明確だ。イスラエルの安全保障へのわれわれの支持は揺るがない。米国はイスラエルの人々と共にあり、イランからの脅威に対する防衛を支援する」と声明で述べた。
欧州連合(EU)、英国、フランス、メキシコ、チェコ、デンマーク、オランダもイランの攻撃を非難した。
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