亀田興毅が8・2ランダエタと王座決定戦

 WBA世界ライトフライ級2位の亀田興毅(19=協栄)が、8月2日に横浜アリーナで同級1位ファン・ランダエタ(27=ベネズエラ)との同王座決定戦で世界王座を狙うことが24日、内定した。既に協栄ジムが試合中継するTBS側と放送枠の最終調整に入っており、来週にも発表される見通しだ。20日に3度目の防衛に成功した同級王者ロベルト・バスケス(22=パナマ)陣営がフライ級転向による王座返上を表明。王座が空位となったため、WBAによる裁定でランキング1位ランダエタ、2位亀田による王座決定戦が決まった。

前WBA世界ミニマム級暫定王者ランダエタは、バスケスと同じサウスポー。04年10月にはWBA同級王者の新井田豊(横浜光)との王座統一戦に敗れた。以後も同級1位を維持していたが、今月からライトフライ級に転向していた。協栄ジムの金平会長は「近日中に何らかの発表をするつもり」と説明していた。

(日刊スポーツ) – 5月25日

「亀田の狙いは大方こんなところだろうなー」と14日に予想してたら、あまりにその通りな展開で( ゚д゚)ポカーン。少しは「ひねりなさい!ひねりなさい!」by嘉門達夫。ただ、「ミニマムから」「今月に」「亀の得意なサウスポーの」ランダエタが上がって来ているとは知りませんでした。さすがは日本(≒当然協栄含む)とベタベタのWBA、鼻薬がよく効いてるな┐(´ー`)┌ 、とか言って見たりして。

それはさておき、前日名城信男の本物っぷりに感嘆した直後なだけに、今回の亀田陣営の小細工&小利口な逃犬っぷりには苦々しさ5割増し(通常比)。結局、逃げに逃げて王者とは一度も戦わずに王座だけGET狙いかよ。それもLフライ級の実績ゼロ同士の王座決定戦で(ニガワラ)。これまでも王者の引退や怪我での空位狙いで王座を獲ったボクサーはいますが、ここまで王者や強者の「ラブコール」からみっともなく逃げ回って成功の果実だけ掠め取ろうとしている奴は、トンと記憶に無いですね。それも彼らの尊厳踏みにじるビッグマウスを繰り返しながらってのは。

そもそもこのビッグマウスが無ければ、まだ「この小細工野郎が!(ヤレヤレ)」と生暖かく見守る程度で済ませられるんですが、「亀田ビッグマウスで挑発→相手本気→亀田沈黙→亀田別の相手挑発→…」この小心なチンピラぶりや言行不一致ぶりがどうにも醜悪で我慢ならないんですよ。まして素でアレならともかくも、演技指導:協栄ジム&亀田オヤジの「心底が見え透いた下品な客寄せ」演技だってのが見え見えなのが更に頂けない。アレを見て、格下相手のKO劇場を見て、その上で「亀田は有言実行だ」と支持できる人には、その判断を下した根拠を是非聞いてみたいものです。

とりあえず、「その虚飾っぷりに更なるみっともなさが一刷毛分加わりました」って感じの亀田陣営。亀田がWBCから逃げたのも「仮に王座になっても1位挑戦者(≒実力者)との指名試合は必ずやれ」と言われたからという噂がにわかに現実味を帯びる今回の一連の出来事。でも、その不自然さをメディアは体系立てて検証しようとしない。そうだよね。視聴率は神様だし、ヤクザは怖いし。

でも、であればこそ、頼むから、亀田陣営に組していないメディアはもっと名城やイーグルや新井田や高山や長谷川を取り上げて欲しい。彼らを不自然に持ち上げてくれとは言わない。亀田の茶番が茶番と分かる材料を世間一般に知らしめて欲しい。材料を与えられてなおかつ本物と偽物との比較が出来ないのは視聴者・大衆側の問題だが、材料を与えず視聴者・大衆を誤解のツンボ桟敷に置く事はメディアの罪だ。まして一部メディアがおよそ意図的にその誤解を演出しているとなれば、それを静観している他メディアの罪は更に重いとしか言いようがない。

P.S.

この件について興味深い意見を書かれているブログさんを見つけたのでご紹介。なるほどなー。

http://d.hatena.ne.jp/glass-joe/20060525

http://d.hatena.ne.jp/Jonah/20060507/p1

 

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