今年1月の報道以来、その成り行きが注目されていた「日興コーディアル証券+α」の争奪戦。「花婿候補」三菱UFJ&みずほとの、3メガバンク三つ巴の戦いを制したのは、三井住友FG(SMBC)。
<日興コーデ>三井住友が買収へ シティと大筋合意
三井住友フィナンシャルグループ(FG)は28日、米金融大手シティグループ傘下の日興コーディアル証券などを買収することで、シティと大筋で基本合意した。三井住友とシティの首脳が週内にも発表する。3大証券の一角が初めて大手銀行の傘下に入ることになり、米国発の金融危機を機に、日本の金融業界の勢力図が大きく塗り替わる。
三井住友が買収するのは、個人向けの日興コーディアル証券と、法人向けの日興シティグループ証券の大半。買収額は5000億円強とみられる。
三井住友は、証券業界2位の大和証券グループ本社と共同出資で99年に設立した大和証券SMBCで法人向け事業を展開している。日興買収後も大和との提携を深め、証券最大手の野村ホールディングスに迫りたい構えだ。
金融危機で経営難に陥ったシティは、リストラの一環として、日興コーディアル証券などの売却を表明。2月から入札が実施され、三井住友のほか、三菱UFJFG、みずほFGの3メガバンクが参加し、今月20日の2次入札で三井住友が最高額を提示していた。【清水憲司】
(4月28日 毎日新聞)
大和との関係もあり、3候補の中では最も遠い位置にあると考えていた三井住友FGが勝ち上がるとは考えていませんでした。もっとも、今回の買収では、リテールのコーディアル証券だけでなく、シティグループ証券のホールセール部門の大半を引き継ぐ意志も三井住友FGは見せています。これは即ち「大和との関係は今後(以下略)」という戦略の布石なんでしょうね。
そう考えますと、次の一手で注目されるのは大和の反応。今回の発表を受けて、大和は「三井住友FGとの関係を解消する意志は無い」と速攻でコメントしてますが、そういうコメントを出すこと自体、「その可能性」が高まったことの裏返し。記事にありますような「日興買収後も大和との提携を深め、証券最大手の野村ホールディングスに迫りたい」という三井住友FGの希望は、さて叶うや叶わざるや。てゆーか、
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「事態はむしろ『五里霧中』?」
大和もそうだが、みずほや野村の動きも気になる所だなあ。
今日の一銘柄
- 中外製薬(4519):ロシュ傘下の医薬品大手。ガン・腎・骨領域強い。稼ぎ頭は腎性貧血薬。タミフルの製造元。豚インフルエンザ騒動がフェーズ4に移行したことからも、当面は注目継続が妥当な1銘柄。4/28日終値は前日比35円高の1,880円。5月第3週中の目標株価2,100円。向こう半年間の目標株3,000円。
ここで脈絡無く「【けいおん!】Moe Moe~ Kyun♡ Maid Mio Sand Canyon」を紹介。
荒んだこのご時世に一服の清涼剤。
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