【与党の勝敗ライン233議席は】第49回衆議院議員総選挙、本日公示【事実上達成済み】(2021/10/19)
今後2週間弱の選挙戦で数字上見るべきは、第一に「野党の勢力図変化」。野党第1党(現状)の立憲民主党と、同第2党(予定)の日本維新の会がどれだけ自民党を主とする他党から議席を引っぺがして、党勢を拡げられるかと考えます。
そして第二に「世代交代がどう進むか」。今回の総選挙で面白いのは、与野党を問わず、選挙前の政界引退者の影響関係なしに、若手のホープ、中堅の有名どころ、ベテランの閣僚経験者からちょうどいい感じにバラけて落選者が出ると見られる点です。それら落伍者の抜けた穴を選挙で誰が埋めるか、彼らの椅子に誰が座るつもりか。ここに注目したいですね。故に個人的には今回の総選挙をこう呼んでいます。
若干想定していた事態とは言え、実際に起こってみるとその先を予想するのは難しいですね>世代交代選挙。「実質的な派閥領袖クラス」茂木外相を幹事長という人事は理解できないことはありませんが、現役の外相をひっこい抜いて空いた席にすぐ座れる人材って、いざとなるとなかなか居ないものです。強いて挙げてみるとすればあの人でしょうか。
意外とありだと思うのです。副作用も大きそうだけど。
自民幹事長に茂木外相 首相が方針、小選挙区で敗北した甘利氏の後任
自民党の岸田文雄総裁(首相)は1日、選挙区での敗北を受け辞任の意向を示していた甘利明幹事長(72)=比例南関東ブロックで復活当選=の後任に茂木敏充外相(66)を充てる方針を固め、茂木氏に打診した。4日の総務会で正式決定する見通し。
茂木氏は衆院栃木5区選出の当選10回。これまでに政調会長、経産相などを歴任した。首相候補の一人と目されるが、9月の総裁選では「派閥内の取りまとめ役に徹する」として立候補を見送った。2019年9月から外相を務め、今年10月に発足した岸田政権でも再任していた。
甘利氏は立候補した衆院神奈川13区での敗北が確実となり、1日未明に辞任の意向を岸田首相に伝えていた。小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、現職の幹事長が小選挙区で負けるのは初めてだった。
(2021/11/1 朝日新聞)
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