洞爺湖サミット前に、これでもかって位に打ち上げられ続けている「日本は環境に優しい国」アドバルーン記事の1つ。
まあ、嘘から出た真って諺もあるし、もとよりEVの普及は望ましいことなので、集配車両のEV化はサミット後も遅滞することなく実行に移して欲しいものです。
日本郵政グループの郵便事業会社は2日、所有するすべての自動車約2万1000台を、08年度から順次、電気自動車に切り替えていく方針を明らかにした。ガソリン価格の高騰に対応し、燃料費が安価な電気自動車でランニングコストの低減と環境保全の両立を図る。電気自動車は1回の充電で走行できる距離が100~200キロ程度と短い欠点があるが、郵便物の集配は1回につき20~30キロ程度の走行で済むため、同社は電気自動車に切り替えても業務に支障はないと判断した。
同社は電気自動車用の急速充電装置を全国の主な郵便局約1000拠点の駐車場に設置する方針で、一般の利用も検討している。郵便の集配車に加え、全国の郵便局に一般が利用できる充電装置の整備が進めば、自動車メーカーの電気自動車の開発と普及につながる可能性もある。
同社は集配用の軽貨物自動車約2万台と、業務用の乗用車約1000台を保有。電気自動車は富士重工業と三菱自動車が09年から、日産自動車が10年度中の市販を表明している。軽貨物電気自動車の発売はめどが立っていないが、郵便事業会社はメーカーに開発を要請しており、量産化すれば8年程度をかけて切り替えていく考えだ。電気自動車の価格はガソリン車に比べ1台当たり100万円以上高く初期投資がかさむが、燃料費は年間数十億円の削減となり、採算がとれる見通しだ。【前川雅俊】
(6月2日 毎日新聞)
コメントを残す