ここまでは予想通りにオバマ氏が連勝街道まっしぐら。代議員獲得数でもヒラリー女史を逆転し、まさにイケイケドンドン。一方のヒラリー女史はカネ無し人無しでドヨンド路線一直線。うーむ、2ヶ月前にこの状況を誰が予測しえただろーか(^^;。
さて、そんな両候補の次の正念場となるのは、3/4の「ミニ・スーパー・チューズデー」。「3人に1人がヒスパニック」テキサスはヒラリー女史が取るとして、問題は「ボルト&ナット大好きビトさんが多い」オハイオ。経済ネタでは優位に立っていると思われたヒラリー女史が「軍人&軍事産業界&一部政財界」からの信任投票の意味もある首都圏決戦で全敗したことは、ビジネス的嗅覚の鋭いオハイオからすればかなりネガティブな判断材料ですな。ここでもしヒラリー女史がオハイオを落としたら、(残りの州もそうですが)より全国的なカネと世論の動きに敏感なスーパー代議員796名の票が一気にオバマ氏に流れ込むことは、想像に難く無し。
と言うわけで、個人的には3/4のオハイオの結果に超注目!です。え?共和党?マケイン氏でいいじゃん、もう。ジュリアーニ氏が下手打って脱落した今、誰が出ても同じだもん。
【ワシントン=有元隆志】米大統領選の民主、共和両党の候補指名争いは12日、首都ワシントン(コロンビア特別区)と隣接のメリーランド、バージニア両州で予備選が行われ、即日開票された。米メディアによると、民主党はオバマ上院議員(46)がヒラリー・クリントン上院議員(60)にいずれも大差をつけて勝利し、5日のスーパーチューズデー後、7連勝を飾った。
オバマ氏は大統領候補を指名する夏の党大会に出席する代議員獲得数(CNNテレビ集計、米東部時間12日午後11時現在)でも1208と、クリントン氏の1185を逆転した。また、オバマ氏がこれまでの予備選・党員集会での勝利は21州と首都になり、12州のクリントン氏を大きく引き離した。
オバマ氏は12日夜、次の予備選(19日)の地であるウィスコンシン州で「この選挙運動は首都ワシントンを変えるまで止まることはない」と勝利宣言した。
オバマ氏は黒人人口が6割を占めるワシントンだけでなく、白人人口が6割以上のバージニア州でもクリントン氏を大きく引き離した。相次ぐ敗北にクリントン陣営は、選対副責任者のマイク・ヘンリー氏が辞任した。
ただ、今回の対戦で両氏とも指名獲得に必要な過半数の2025には届かず、3月4日に行われる大票田テキサス、オハイオ両州の予備選がヤマ場となりそうだ。
一方、共和党では同じく首都圏で、マケイン上院議員(71)がハッカビー前アーカンソー州知事(52)に勝利した。マケイン氏は獲得代議員数でハッカビー氏に優位に立っており、指名獲得は確実な情勢だ。
(2月13日 産経新聞)
コメントを残す