警察の天下り先に直接強制捜査?。利権者間で内紛でもあったか?。
アダルトDVDの画像修正が不十分だったとして、警視庁保安課は23日午前、わいせつ物頒布の疑いで、ビデオ製作会社数社を、同幇助(ほうじょ)の疑いで、日本ビデオ倫理協会(東京都中央区)の家宅捜索を始めた。通称「ビデ倫」と呼ばれる同協会はメーカーや販売会社などでつくる自主審査機関で、警察による強制捜査は初めて。
捜索対象は都内のビデオ製作会社などで、販売店も含めると、約20カ所に上る見通し。
ビデ倫は昨年6月にヘアを解禁するなど、審査基準を緩和した。警視庁は審査が甘くなったことで、わいせつ物に当たる動画が流通したとして、同幇助容疑での強制捜査に踏み切った。
保安課は今後、関係者を事情聴取するとともに押収した資料を分析し、審査方法や基準などを詳しく調べる。
調べでは、製作会社は適切にアダルト動画のモザイク処理しないまま、販売した疑い。ビデ倫は自主審査機関として審査していながら、わいせつ物に当たる動画の流通を許可した疑いがもたれている。
ビデ倫は「捜査中で立て込んでおり、コメントできない」としている。
ビデ倫は昭和47年に設立された会員制の任意団体で、自主規制と表現の自由の問題を協議するため、第三者機関として学識経験者による評議会を設けている。
(8月23日 産経新聞)
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