「アビス・ホライズン」はゲームシステムがまんま「艦これAC」だし、リリース直後にセガから暗に警告を受けていながらスルーしていたからなあ。今日の裁判所にGO!も仕方なし。9割がた納得のいく展開だが、本件に関するセガのIRにあったこの一文だけ、妙に引っかかる。
MorningTec Japan株式会社が、スマートフォンゲームアプリ「アビス・ホライズン」を配信等する行為は、当該ゲーム中の影像に係る表現等に関して、当社および株式会社C2プレパラートの『艦これアーケード』等に係る著作権の侵害に該当し、不正競争防止法違反にも該当するものと判断
「セガは、ゲームシステムに関する特許侵害じゃなく、著作権侵害や不正競争防止法違反を争点にするつもりなんだー」
- システムは別物でも、キャラビジネスなどでぶつかりそうな作りのアズレン
- システムは艦これのパクリと思われ、キャラビジネスも似た者なアビス
- アズレンをスルーする一方、アビスを著作権や不正競争防止法で攻めるセガ
知財ビジネス戦略というか、喧嘩相手の線引きを決めているのがセガなのか角川なのかは分からんが、ちょっと興味あるね。今回の裁判沙汰に関わっている「艦隊これくしょん」関係者の本音。
艦これ、著作権侵害訴え「アビス・ホライズン」に配信差し止め申請
7月11日、セガ・インタラクティブとC2プレパラートが、アーケードゲーム『艦これアーケード』の著作権などを侵害しているとして、スマートフォン用ゲーム『アビス・ホライズン』の日本国内における配信差止めを求める仮処分命令申立てを、東京地方裁判所に行ったと発表した。
一方で、アビス・ホライズン側も声明を発表。「セガ及びC2の主張には理由がなく、『アビス・ホライズン』に違法な点はないと考えています。当社は、今後の裁判手続を通じて、その正当性を主張していく所存です」と、互いの主張は真っ向から対立している。アビス・ホライズン側「話し合いによる解決を望んでいた」
セガの発表によると、MorningTec Japanがリリースした『アビス・ホライズン』は、ゲーム中の表現などに関して自社が開発する『艦これアーケード』の著作権を侵害しており「不正競争防止法違反にも該当する」と主張。
対してアビス・ホライズン側は、公式サイトで「違法な点はない」との考えを説明。
「もとより当社は、セガ及びC2と、話し合いによる解決を望んでいました。しかし、『アビス・ホライズン』の配信が開始された直後に、このように仮処分の申立てを受けたことは、誠に遺憾に感じております」と続けている。
公式Twitterでも同様の主張に加えて、「豊富な独自コンテンツを有するオリジナルタイトルとして、著作権を侵害した事実は一切ないものと確信しております」とコメント。
続いて「従って、今回の件の影響によって、サービス終了になることは絶対にないことをユーザーの皆様にお約束致します」と違法性がない点を強調するとともに、サービスの継続を宣言している。類似性が指摘されていた『アビス・ホライズン』
リリース前から『艦これアーケード』との類似点が度々指摘されていた『アビス・ホライズン』。
6月28日のリリース当日には、『艦これアーケード』開発チームから「ユーザーの皆様より、『艦これアーケード』との関連性を指摘されているサービスの存在を確認しており、現在、関係各所と連絡を取り合っております」と、注意喚起が行われていた。
ここで「【悲報】イギリスの国会でガチで艦これvsアズレン騒動が起こってる模様」を紹介。
ぶっちゃけ逆鱗って意外なところにあったりするからねえ。政治もビジネスもヲタ趣味も。
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