遺体「強姦」は死者復活の儀式 弁護団が「失笑」ものの新主張 

http://d.hatena.ne.jp/kagura-may/20060622/p1

http://d.hatena.ne.jp/kagura-may/20070522/p1

記事の論調が全体として「弁護団=死刑回避のためなら形振り構わぬ連中、閉鎖的法曹界の権化」という悪意に満ちている前提ありきのものであるのはさておき、流石に「屍姦は死者を復活させるための儀式だった」という主張は、「お前ら正気か!?」と突っ込まれてもしょうがないでしょう。以前の「赤子の絞殺=赤子をあやすためにリボンを蝶々結びしてた結果なので傷害致死」もたいがいでしたが、今回のはその斜め上。誰ですか?よりにもよってこんな電波なロジックをぶち上げたのは>21名の弁護士。

弁護士は依頼人を弁護するために最善を尽くすのが仕事。故にその目的に準拠する限りにおいて&順法の範囲内において、比較的無茶な戦略・戦術を採る事は認められるべきでしょう。しかし、安田好弘はじめ本件の弁護団のやっていることは、その反対。彼らがやっているのは「死刑回避のために自分達は努力した」という自己満足のために、依頼人たる被告の人権を軽視し貶める行為ですよ。それも説得力に著しく欠ける取って付け主張をもって。

この記事中には無いけど、「(被告が)犯行前に水道屋の格好をしたのはただのコスプレ趣味で計画的なものではない(注:実際はもう少し異なるニュアンスの発言だった模様)」「被告の精神の発達は12歳程度にまで遅れている」etc…てのも、何だよコレ(^^;>弁護団の他の主張。犯行前、配管業に就いていて、犯行直後には(読むには耐えないが)歳相応の論調の手紙を友人に出した被告人だぞ?。過去に共通認識化されている事実との整合性を、少しは弁護団も考えなかったのか?。速攻で論破されて、裁判官と一般世論の心象を悪くするだけじゃん。

死刑反対活動結構、人権派的活動も本来否定されるべきものではありません。しかし、そういう思想/政治的活動を行う前に、まずは依頼人を「護る」ためにベストを尽くすのが弁護士の仕事ではないでしょうか?。その目的から外れた交渉材料の羅列/試し撃ちをはじめたこの弁護団に対しては、何と言いますか、「今の被験者被告の死亡死刑はほぼ決まり」という状況の中、次の失敗死刑回避のための人体実験やってるとしか思えません。

 主婦を殺害した後、「強姦」したのは、「死者を復活させるための儀式だった」。こんなとんでもない主張を、山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審で弁護団がした。ほかにも死刑回避を狙った独自な見方が示され、遺族は「怒りを通り越して失笑した」と批判している。弁護団にはどんな意図があったのか。

「(同じ)弁護士として恥ずかしい」と大澤氏

審理を広島高裁へ差し戻した最高裁判所 山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審の公判が2007年5月24日、広島高裁で始まった。2審判決などによると、事件は1999年4月、26歳の元会社員(当時18)の男性被告が、作業員を装って本村洋さん(31)宅に入り、本村さんの妻と生後11カ月だった長女の首を絞め殺害した。妻殺害後に遺体を姦淫した。検察側は一貫して死刑を求刑したが、1審も2審も無期懲役の判決だった。最高裁は2006年6月、「殺害の計画性のなさや、少年だったことを理由とした死刑回避は不当」として、審理を同高裁へ差し戻した。

新たに21人もの大弁護団を形成した被告側は、主婦殺害後の遺体を犯した行為などについてこのように主張した。被告は、自分が中学1年のときに自殺した母への人恋しさから被害者に抱きついた。甘えてじゃれようとしたので強姦目的ではない。騒がれたために口をふさごうとしたら誤って首を押さえ窒息死させた。死後に遺体を犯した行為は、生をつぎ込み死者を復活させる魔術的な儀式だった。長女は泣きやまないので首にひもをまいてリボンの代わりに蝶々結びにしたら死んでしまった。どちらも殺意はなく、(殺人より罪が軽い)傷害致死罪に当たる。

「(同じ)弁護士として恥ずかしい」と弁護団を切り捨てたのは、5月25日朝のTBS系「みのもんたの朝ズバ!」のコメンテーターで元検事の大澤孝征弁護士。大澤弁護士によると、「不可解で不合理な話をして被告の精神がまともではない。だから責任能力は少ない。当然死刑は適用すべきではない」という論理につなげるために、弁護団は事実を曲げようとしている。死刑を回避するための捨て身の戦法、というわけだ。

「弁護団は死刑廃止を訴えるのに被告を利用」

こうした主張をした弁護団はどんな人たちなのか。「団長」は、安田好弘弁護士だ。オウム審理教事件で麻原彰晃死刑囚の1審の主任弁護人を務めたことでも知られる。母子殺害事件では最高裁の上告審判決が出る06年6月の直前に前任者らの辞任に伴い就任した。地元広島の足立修一弁護士もこのときから参加した。

弁護団の中のある弁護士事務所によると、今回の弁護団の21人中19人は差し戻し審から新たに参加した。地元広島は5人ほどで、北海道から福岡まで全国から集まっている。安田、足立両弁護士2人とも死刑廃止論者としても知られ、集まった19人の多くも「同士」が少なくないと見られている。

安田弁護士は、和歌山カレー事件や耐震強度偽装事件絡みのヒューザーの小嶋進・元社長の弁護にかかわるなど有名な事件を数多く手がけている。オウム事件審理中には、顧問企業の財産隠しに関して強制執行妨害の疑いで逮捕された。安田弁護士を弁護しようと、2,000人以上の弁護士が集まった著名人だ。いわゆる「人権派」だが、死刑賛成論者や事件の被害者側の一部からも仕事ぶりを支持する声もある。

足立弁護士は、1995年にスピード違反で摘発されたが、「スピード違反を仕向けて摘発する一種のおとり捜査で、計測結果も正確ではない」などと主張し、反則金の支払いを拒んで道路交通法違反の罪で起訴された経歴の持ち主だ。

2人は、最高裁で06年3月14日に予定されていた光市の母子殺害事件の上告審弁論に日弁連の行事のため欠席した。裁判長が「極めて遺憾」とコメントするなど批判も集まった。

遺族の本村さんは閉廷後の会見で「(弁護側の意見書は)怒りを通り越して失笑した。犯罪事実を知っているのは被告だけ。弁護人の主張していることは不可解なことが多く、にわかに信じがたい」と語った。さらに、弁護団について「死刑廃止を訴えるために遺族だけでなく被告さえ利用している」と断じた。

J-CASTニュースは5月25日、地元広島で弁護団広報を担当する「桂・本田法律事務所」へ電話したが「担当者が一日中出張して連絡が取れない」とのことだった。

次回公判は6月26日から3日連続で開かれる予定だ。

(J-CASTニュース 2007/5/25)

1 個のコメント

  • このような人たちは、魂が歪んでおり、基本的な人間性から外れていることから、生命を助かる立場から去っていかなければならない。そうでない場合は、人間の不幸になります。以前ある政治家の話を思い出しました。早稲田大学の集団強姦事件に対して、犯罪者の若いものは元気であることを言ったようですね。弱肉強食の世界かも知れませんが、すべて善になりませんが、善悪もわからないものは、なぜ弁護士になれるですか。不思議にしょうがない。全世界女性に対する侮辱です。全世界に謝れ、そして、弁護士を辞めてください。

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