PS3見事に惨敗。その責任の「詰腹」切らせるために、久夛良木氏に名誉会長という「戒名」付けて、シニア・テクノロジーアドバイザーと刻んだ「墓石」の下に押し込めただけの話。
どーでもいいけど、あまりにもミエミエな更迭劇の場合、今回のように上っ面を糊塗しただけのセレモニーって、むしろ逆効果のような気がしますです。
ソニーコンピュータエンタテイメント(SCE)の代表取締役会長兼グループCEOの久夛良木健氏が、2007年6月19日付けでSCE取締役を退任することが明らかになった。
今後は、現SCE代表取締役社長兼グループCOOである平井一夫氏が代表取締役社長兼グループCEOに就任する。久夛良木氏は今後もソニーのトップマネジメントに対してシニア・テクノロジーアドバイザーとして技術的なサポートを行っていくとしている。
久夛良木氏は技術者として1975年ソニーに入社。プレイステーションの設計・開発を務め、1993年にSCE取締役開発部長に就任した。1994年にプレイステーションを発売し、当時圧倒的なシェアを誇った任天堂に挑戦し、ゲームの開発・流通に大きな変化をもたらし、大ヒットを収めた。
その後1999年に代表取締役に就任し、プレイステーション2を発売、2003年から2007年までソニーの副社長兼CEOを務めた。
プレイステーションは2004年に発売9年5ヶ月で世界中の生産出荷台数1億台を突破、プレイステーション2は5年8ヶ月で1億台を突破した。
プレイステーション3は発売後7ヶ月で700万台と速いペースで販売されているが、日米ではライバル機種に先行を許している。同様に、携帯ゲーム機市場においては2年で1500万台を売り上げているが、シェアはニンテンドーDSが多くを占めている。
久夛良木氏は「4つ目のプレイステーションプラットフォームを導入し終えた今、これらのプラットフォームにより最先端の技術と全世界のクリエイターの皆様の創造力を結び付けることによって、コンピュータエンタテインメントの新しい世界を加速できたことは私にとっても大変エキサイティングな経験でした。
今後はこの経験を活かし、更なるチャレンジを、SCEを離れて更に広いネットワークで加速していきたいと思います。」とコメントしている。
【日詰明嘉】
(アニメ!アニメ!ニュース 4/27)
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