MSCBがどうというより、幹事と口座獲る為なら、不正の片棒担ぐことを屁とも思ってない証券会社が引受業務やっていることが、そもそもの問題。特に銀行系は、規制されていた頃から、銀行本体と証券子会社がベッタリ一緒に引受外交しまくっていたしね。三つ子の魂なんとやらと言うけれど、そうそう治らないよ。これは。
[東京 22日 ロイター] 日本証券業協会は22日、株価に応じて転換価格を修正できる転換社債型新株予約権付社債(MSCB)の発行引き受けについて、証券会社に課す統一ルールの導入と、証券会社が新規株式公開(IPO)を引き受ける際の審査基準の厳格化のため現行規則を見直すことを決め、正式に発表した。早ければ4月から適用する。
MSCBをめぐっては、機動的な資金調達ツールとして発行が増えたが、普通株への転換価格が株価によって変動することから、ヘッジファンドなどの空売り対象となり、株価形成がゆがめられてきたとの問題が指摘されていた。
規制は、6つの大きな項目で構成され、1カ月に上場株式数の10%を超える株式への転換を原則禁止するほか、直近10営業日の1日平均出来高の25%を超える証券会社による売り関与の禁止などを盛り込んだ。
これにより、MSCBの発行を決めた企業の株価が、急激に下落する可能性を軽減できるとみている。
IPOをめぐっては、元引受け業務に参入する証券会社が増えるなか、会社によって引き受け審査能力にばらつきがあり、問題視されてきた。
新しい指針では、営業と審査の担当役員を分け、兼務を禁止するほか、引き受け審査項目の審査・確認手続きを証券会社の社内規則やマニュアルで定め、事後検証ができるようにする。
日証協は昨年6月以降、金融庁監督局長の私的懇談会で証券会社の引受審査体制の強化の要請を受けて以来、IPOや公募増資で証券会社が確認すべき業界の統一ルールを段階的に発表してきた。
日証協はこうした一連のルール整備にともない、現行の規則(公正慣習規則第14号)を改定し、株式市場の信頼性確保や個人投資家保護につなげる。
(2月22日 ロイター)
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