約500の架空会社設立し特殊詐欺・投資詐欺の被害金を「マネロン」か 資金洗浄グループ摘発 管理口座は4000以上

悪党ながら立派な組織力・実行力。人間、欲が絡むと何でもできるものなんだなあ。そして大阪府警、良くここまで追いついたな。良くやった。

【速報】約500の架空会社設立し特殊詐欺・投資詐欺の被害金を「マネロン」か 資金洗浄グループ摘発 管理口座は4000以上(2024/5/21 読売テレビ)

 投資詐欺の被害金などを架空の会社の口座に入金するなどして資金洗浄をした疑いで、大阪府警は21日、組織犯罪グループの男ら12人を逮捕したと発表しました。

 組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕されたのは、神奈川県川崎市の会社役員・藤井亮平容疑者(41)ら12人です。
 
 藤井容疑者らは2021年11月、実体のない会社を設立して法人登記を申請した上、2022年に口座を開設し、去年5~6月に詐欺などで得られた犯罪収益210万円を含む約559万円を別の口座に送金して、犯罪の収益であることを隠した疑いがもたれています。

 大阪府警は藤井容疑者らの認否を明らかにしていません。

■被害金を混ぜ合わせて送金を繰り返し追跡困難に…1か月で約100億円の入金も
 大阪府警によりますと、藤井容疑者らのグループは、東京や富山に会社を置き、自らの事業を収納代行業と称して、犯罪収益の「資金洗浄」を行っていたということです。

 具体的には、知人やSNSを通じて集めた人を代表に据えて、実態を伴わない架空会社を多く設立して法人口座を開設。法人の数は約500におよび、グループで管理する口座の数は少なくとも4000に上るとみられています。

 この口座に、特殊詐欺グループにだまされて送金された金が、投資詐欺事件の被害金、オンラインカジノの収益金などと混ぜられながら、管理する複数の法人口座間で振り込み・送金を繰り返す「資金洗浄」を行った上で、最終的に海外の法人口座に送金し、捜査機関などの追跡を困難にしていたとみられています。

 2023年1~6月にかけて、このグループには1か月あたり約100億円の入金があり、このうち数パーセントにあたる4億円前後を取り分として受け取っていたということです。

 大阪府警は、関係者から詳しく事情を聞き、金の流れや組織の実態解明を進める方針です。

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