そして、週末開けの金融市場では投資家たちの一部がプチ地獄ツアー逝き。それはそれとして、まさかこんな展開がかの地で起こるとはなあ。ここ数週間のスペイン政界面白すぎる。
ともあれ、今回の一連のドタバタで一番得をしたのは、中央の混乱に乗じた賭けに勝って、自治権を再GETしたカタルーニャ。
まさに一発逆転大勝利。国もバスケも何事も、諦めなければ試合(ゲーム)は終了しないということか。
【マドリードAFP時事】スペイン政府は1日、北東部カタルーニャ自治州のトラ州首相が選んだ新たな州政府の閣僚名簿を承認した。
新州政府発足で、独立問題をめぐり中央政府が停止した自治権が州に戻る。
トラ州首相は当初、収監中や国外逃亡中の独立派を閣内に取り込もうとした。中央政府は「新たな挑発」と呼んで承認を拒否していたが、トラ氏が軟化、中央政府も認める人選をやり直した。
スペイン:ラホイ政権の不信任決議可決-サンチェス氏が次期首相へ
スペインでは1日、議会がラホイ首相の不信任決議案を可決した。採決に先立ち首相は敗北を認め、社会労働党のサンチェス党首が新しい首相になるだろうと言明していた。採決結果は賛成180票、反対169票、棄権1票だった。
5月31日に審議を開始する段階で、サンチェス氏は反エスタブリッシュメント政党ポデモスと、カタルーニャ独立派の一部から支持を得ていた。バスク国民党は31日に不信任支持に回り、サンチェス氏の過半数確保が確実なっていた。
議長が結果を読み上げると、サンチェス氏はうなずき、ラホイ首相が同氏に歩み寄って握手をした。社会労働党の議員らは喝采し、サンチェス氏はポデモスのイグレシアス党首を抱擁した。
ラホイ首相は採決前に「皆が知っている通り、不信任決議は可決され、ペドロ・サンチェス氏が新首相になるだろう。民主主義者として、私は採決の結果を受け入れる。しかし、このような展開は本意ではない」と語った。
スペイン首相を務めたことは素晴らしい名誉だったと述べた上で、サンチェス氏を祝福した。サンチェス氏も祝辞に応じ、ラホイ氏の幸運を祈るとし、前首相としてのラホイ氏に敬意を抱き続けると述べた。(2018/6/1 ブルームバーグ)
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