五輪とアスリートを政治の具にして恥じない韓国政界な件について

 もともと、スポーツを政治の道具にしてはばからないのが韓国のお国柄。だけど、平昌冬季五輪を巡る北朝鮮との一連の交渉では、その悪い部分が一気に噴き出していて、正直ゲンナリさせられている。

アイホ南北合同チーム、波紋 韓国監督「五輪間近に…」(2018/1/18 朝日新聞)

17日現在の女子アイスホッケーの世界ランキングは韓国が22位、北朝鮮が25位。韓国の李洛淵(イナギョン)首相が16日、韓国記者団との懇談会で「女子アイスホッケーはメダル圏内にいない。北の実力のある選手が何人か加われば戦力が強化される」と語ったことも波紋を広げた。世論は猛反発。大統領府のホームページには「(選手は)4年間苦労してきたのに、政治の論理で機会を奪うのか」「メダル圏にないから、犠牲になっても良いのか」と非難の書き込みが殺到した。

 「メダル圏にないから、犠牲になっても良いのか」。ホントこれ。韓国アイスホッケー女子代表23名のうち半分を北朝鮮選手と交代させるとか言ってるようだけど、五輪本番まで残り3週間余。それで「二カ国合同即席チーム」がまともに戦えるわけない。少なくとも李洛淵首相は、メダル獲得を後押しするどころか、まともにプレーさせる気すらないだろ。自国開催の冬季五輪で、自国の代表に。

 李首相をはじめとする韓国政界上層部は、悪い意味で「五輪は参加することに意義がある」、いや「五輪は参加させることに意義がある」という自分たちの本音を世界に晒してしまった。それも本来出場資格のない北朝鮮代表を、韓国政界の口利きで「裏口出場」させるという形式をとって。あんたら、朴槿恵の友人・崔順実が、政治的影響力を行使して娘を梨花女子大へ「裏口入学」させた件について、なんて言ってたっけ?

 顧みて、今回の混乱の元凶・文在寅大統領は、責任を感じてもう少し自重したコメントをしているかと思えば、全然そんなことはなかったぜ!でしたよ。

17日に平昌五輪の選手村などを視察した文在寅(ムンジェイン)大統領は「南北関係の改善に助けになる」と述べ、理解を求めるのに必死だった。

 上記の朝日新聞に掲載されたコレは、まだかわいいうち。中央日報の詳細報に載ったコメントが酷いこと酷いこと。

文大統領「南北単一チーム構成、不人気種目の悲しみを終わらせる良い契機」(201/1/17 中央日報)

  • 「成功の可否はさておき、我がアイスホッケーチームにより多くの国民的関心が集まり、不人気種目の悲しみを終わらせる良い契機になるだろう」
  • 「実現するかどうか分からないが、北朝鮮が五輪に参加することでアイスホッケー単一チームまで取り上げられている」
  • 「単一チームを作るからといって戦力が高まるとは思っていない。むしろチームワークを合わせるのに力がさらに必要かもしれない」
  • 「しかし、南北が一つのチームを作って競技する自体が長らく歴史の名場面になり、国民と世界の人々がその姿を見ながら感動するだろう」
  • 「平昌五輪が平和五輪になってほしい。韓半島(朝鮮半島)の平和を成し遂げる契機になれば、それ以上のやりがいはないだろう」
  • 「北朝鮮の参加自体が平昌五輪のブームにつながり、黒字大会にするのに大きな役割を果たすだろう」

 これ全部、文大統領のコメントです。コーチから選手まで不安と不満で混乱中のところに、「合同チームで注目されるから不人気種目じゃなくなるよ」と恩着せがましいことをツラツラ並べ立ててます。その挙句、「平昌五輪を平和五輪として演出することに貢献する。これ以上のやりがいはないだろ?ん?」ですよ、エブリバディ。

 つまり、「お国と民族と大会黒字のために、晴れの舞台・五輪で、君たちは自己犠牲を払いなさい」と言っているわけですよ。大統領閣下は。実際に試合をするアスリートたちの頭越しで、北朝鮮と二国間でサッサとコトを決めておいて。

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「当事者の同意なしの二国間合意は間違っている。受け入れられない」と、従軍慰安婦問題の日韓合意をちゃぶ台返しにした当人が、いけしゃあしゃあとよく吐けるよね。これらのセリフ。

 ちなみに、カナダ・バンクーバーで開催された北朝鮮関係国20カ国外相会合では、米国から「対北朝鮮との戦争計画がある」との発言があった。この脅しに腹を立てた金正恩は、早速、文在寅に「五輪へ北朝鮮使節団を派遣して欲しくば何とかせよ」と下知するだろう。しかし、そうであっても、韓国のアスリートたちにこれ以上「プレッシャーと面倒を丸投げする」のはやめろと文大統領には言いたい。まがりなりにも一国の長ならば。

 つっても、何を言ったところで、きっと何かやらかすだろうけどね。だってほら、彼、「韓国の鳩山」だから。

米国防長官「戦争計画もある」 北朝鮮関係国の外相会合

 米国のマティス国防長官が、16日にカナダ・バンクーバーであった北朝鮮関係国外相会合に先立つ夕食会で「(米軍は)準備をしており、戦争計画(War Plan)もある」と語っていたことがわかった。出席者が明らかにした。米国の強い意思を改めて示すことで、北朝鮮を牽制(けんせい)する狙いがあったとみられる。

 出席者によると、15日夜の夕食会であいさつしたマティス氏は、朝鮮戦争で国連軍に部隊を派遣した国や日本など20カ国の外相らを前に「もしも今回の外相会合でうまくいかなければ、次は防衛相会合だ」とも述べた。また、北朝鮮の核・ミサイル開発問題について「今回の外相会合で決着をつけて欲しい」と強い期待感も示したという。

 日本政府の説明によると、夕食会では、軍事面での関係国の連携が外交努力を通じた北朝鮮への圧力強化を進めるうえで重要な要素になることを確認したという。

 16日の外相会合では、制裁強化を含めて北朝鮮に引き続き圧力をかけていくことを確認。会合後、河野太郎外相は記者団に「(会合では)対話ムード、融和ムードは一切なかった」と述べ、外相級の次回会合の可能性について「この会合は1回限りだ。2回目はない」と明言した。 

(1月18日 朝日新聞)

 ここで「【東方MMD】どれさぐせいじゃの新年会」を紹介。


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やたらめったらちゃぶ台返しやキャラ崩壊しても許される小物は、正邪のように初見殺しな可愛げのあるキャラだけだ。お花畑な理想論ばっかで可愛げのない八方美人・文(注:あややじゃないよ)に同じ芸当は無理。

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