トランプ大統領がアフリカやハイチを「肥だめ」呼ばわりな件について

 消息筋が米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に語ったところによると、トランプ大統領は「肥だめ国から来た連中をなぜ受け入れなければならないんだ?」と述べた。後に米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)もこの会合の出席者を匿名の情報源として同様のコメントを報じた。

 下品な物言いでも正しい意見なことはある。間違った論理でも上品な表現で飾ることはできる。それぞれにそれなりの美点はある。しかし、「下品な物言いで間違った論理を強弁する輩」には何の美しさも感じられないね。お前のことだよ、ドナルド・トランプ。挙句に

 トランプ大統領はアフリカ諸国とハイチを「肥だめ」呼ばわりした後、米国はノルウェーのような国々からの移民を歓迎すべきだと提案。トランプ氏は10日にノルウェーのエルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)首相と会談していた。

 「欧州人や白人にあらずんば米国が受け入れるに値する人間にあらず」ってか? レイシストの中でも骨董品な部類だな。歪な米国第一主義に凝り固まったこのおっさんは。

 今は21世紀だぜ? 欧米列強の帝国主義と白人至上の差別主義が大手を振って、地球上の人類社会を闊歩していた19-20世紀じゃないんだぜ? 当代のアメリカ大統領様はいつの時代からタイムスリップしてきたのか、マジに確認したいわ。少なくとも、

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「21世紀のグローバル世界はおろか、アメリカ一国すら統べる器じゃないわね」

 今回のトランプの暴言に対して、真っ当な米国民は揃って非難の声を上げるべきだ。目先の株高や減税に目を晦まされることなく。

トランプ米大統領、アフリカ諸国やハイチを「肥だめ」呼ばわり

【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は11日、移民改革をめぐる議員らとの会合でアフリカ諸国やハイチからの移民に言及し、「肥だめ国から来た連中をなぜ受け入れなければならないのか」と述べた。

 トランプ氏はホワイトハウス(White House)で上下院議員と、超党派の移民政策改革案について議論した。この改革案では、未成年時に親に連れられるなどして不法入国する形で米国へやって来た「ドリーマー」と呼ばれる移民の若者を国外追放しないことと引き換えに、移民の家族の呼び寄せの制限や、移住希望者に抽選で永住権(グリーンカード)を付与する「移民多様化ビザ抽選プログラム」の制限を行うことが挙げられている。

 消息筋が米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に語ったところによると、トランプ大統領は「肥だめ国から来た連中をなぜ受け入れなければならないんだ?」と述べた。後に米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)もこの会合の出席者を匿名の情報源として同様のコメントを報じた。

 トランプ大統領はアフリカ諸国とハイチを「肥だめ」呼ばわりした後、米国はノルウェーのような国々からの移民を歓迎すべきだと提案。トランプ氏は10日にノルウェーのエルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)首相と会談していた。

 ホワイトハウスはトランプ氏の発言に関する報道について否定しなかった上、大統領は米国を増強する「恒久的な解決を目指して闘って」おり、能力主義に基づく出入国管理制度もその一例だと主張した。

 ホワイトハウスのラジ・シャー(Raj Shah)報道官は声明で「米国の政治家の中には外国のために闘うことを選ぶ者もいるが、トランプ大統領は常に米国民のために闘っていく」と述べた。

 一方、民主党議員からは、トランプ氏の発言は「移民排斥主義者」であることを示唆するものだという声も上がっている。民主党のルイス・グティエレス(Luis Gutierrez)下院議員は「トランプ大統領が特定の国々の出身者や特定の肌の色の人々を嫌っていることは前々から分かっている」、「今こそ100%の自信を持って言える。トランプ大統領は、わが国の憲法によって守られている価値観を共有しないレイシスト(人種差別主義者)だ」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News。 

(1月12日 AFP-BB)

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