地元紙は昨年11月、ベナジー州首相が高架道路の早期完成を約束したと報じており、建設を急ぐあまり安全管理がおろそかになった可能性もある。
と、見せかけての州首相や政敵や国内外のテロリストによる破壊工作の可能性も、若干ながら存在するけどな。
流石に、テロリスト=幻影帝国ってことはないだろうが。
しかし、インドといい中国といいブラジルといい、去年今年の新興国は、経済成長という体の成長に、社会資本という内臓の整備が追いついていない故の「構造的な事故」が続くね。そして、それに便乗する「人為的な事件」も続くんだろうな。これからも。
【ニューデリー金子淳】インド東部西ベンガル州の州都コルカタで31日、建設中の高架道路が崩落した。地元メディアなどによると、少なくとも17人が死亡、50人が負傷したほか、多数ががれきの下敷きになった模様だ。ロイター通信によると、最大100人が生き埋めになったとの情報もあり、救出活動が続いている。インドは経済成長に伴い、多くの都市で道路や建物の建設が進んでいるが、首都ニューデリーなどでも工事中の建物が崩落し死者が出る事故が相次いでいる。
地元メディアなどによると、崩落したのはコルカタ北部の旧市街で建設工事中だった高架道路。長さ約100メートルにわたり、下を通る道路上に崩落した。バスやトラックなど複数の車が巻き込まれたとみられる。在コルカタ日本総領事館によると、日本人が被害にあったとの情報はないという。
現場には発生直後から救急車やクレーン車などが出動し、救出活動が始まった。現場近くで事故を目撃した卸売業、モハンマド・イスラムさんは電話取材に「突然大きな音がなり、空に煙が上がって大勢の人が逃げてきた。多くの車が下敷きになったようだ」と語った。地元警察関係者は「救出活動は夜通し続くだろう」と話している。
地元メディアによると、高架道路は2009年に建設が始まり、12年ごろまでに完成予定だったが、工期が数回にわたり延期されていた。西ベンガル州では4~5月に州議会選が予定されている。地元紙は昨年11月、ベナジー州首相が高架道路の早期完成を約束したと報じており、建設を急ぐあまり安全管理がおろそかになった可能性もある。
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