「集団戦で対抗できないなら、自爆テロしかないじゃない!」 ~ シリア首都のダマスカスで、イスラム国が大規模な自爆テロ。

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「あなたも!イスラム国(わたし)も!」

 「あなた」が誰を指すのかは、各自の解釈に任せるとして、それはさておき。

 下手に格好つけず、宣戦布告なしの不意打ちで優位に戦況を操るのが、テロリストとゲリラ組織の基本戦術であり真骨頂。集団戦では劣勢になった以上、彼らにとっての「正道」というか、「得意な戦場」に立ち戻って仕切り直すのは当然と言える。

 それにしても、ジュネーブでのシリア和平協議に向けて「当事者の大半が到着した後、会合が始まる直前」という絶妙なタイミングで、ダマスカスのど真ん中で自爆テロをかますとは。イスラム国の腕は思っていた以上に長く、彼らの手は予想以上に器用だな。

 そんな器用で危険な連中が、和平協議への「嫌がらせ」として次にテロを起こすのは何処だろう。スイスはあからさま過ぎるんで、スウェーデンやデンマークあたりかねえ。おいらが当事者なら、現地の国民と難民間の相互不信を煽る相乗効果込みで、そこら辺の国を狙うね。

シリアの首都で爆発、45人死亡 ISが犯行声明

 シリアの首都ダマスカス郊外で1月31日、爆発があり、国営通信によると45人が死亡、多数が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)は同日、インターネット上でイスラム教シーア派を狙ったとする犯行声明を出した。現場の地区にはシーア派のモスクがある。首都周辺で起きたISによるテロとしては最大規模。スイス・ジュネーブで始まったシリア和平協議にも影響を与える可能性がある。

 国営通信によると、バス停で自動車爆弾が爆発し、負傷者を救助しようと人々が集まってきたところで2人が自爆したという。ISの声明は「2人の戦士が不信心者の巣窟で自爆作戦を行い、50人を殺した」としている。

 アサド政権はISやアルカイダ系ヌスラ戦線が支配地域を広げる中、ダマスカスや中部ホムスなど主要都市の統治を固めてきた。昨秋のロシア軍の介入後、反体制派の支配地域を徐々に奪還。劣勢だった政権軍に余裕が出てきたと見られていた。

 しかし、1月26日にホムスで爆破事件が起きて約20人が死亡。その事件もISによるとの見方が強い。ISはイラクでは支配下に置いていたラマディを失うなど劣勢が指摘されているが、シリアでは昨年5月のパルミラ制圧後もさらに拡張を図っており、勢いの衰えは見られない。

(1月31日 朝日新聞)

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