イスラム国はじめとするテロリストの皆さん「よっしゃ!占領地から追い出した不服従連中を欧州に押し付けただけでなく、現地で混乱の火種を蒔くことに成功したぜ!」
反イスラム主義者をはじめとするレイシストの皆さん「うおらっしゃ!難民連中がバカやってくれた」「はたまた誰かが連中にバカをやらせてくれたおかげで、俺たち支持者を集めやすくなったぜ!」
考えてみたら、このご両者って、既存の政治体制が邪魔だという一点においては利害関係が一致してるんだよな。もしかしたら、遠からず、地下茎でこういう繋がりができたりするんじゃね?
「融合!(フュージョン!)」
どっちがよりノリノリで指を突き出すかは分らんけど、仮にそうなると、まさに内憂外患だねえ。欧州は。ウクライナ関係で、ロシアに喧嘩を売っている暇が無くなるほど。TPPやアジア地区の安全保障で、中国の支援に回る余裕を無くすほど。
さて、賢明なる諸兄。
そういう事態になって、一番得をする国は、どこでしょうね。
ベルリン(CNN) ドイツ西部ケルンで9日、大みそかの12月31日に同市で多発した性的暴行や強盗事件への地元警察の対応のまずさや移民流入に反発するデモ隊が警官隊と衝突する騒乱があった。
戦闘服姿の警官隊はビール瓶、爆竹や石を投げる右派の集団に催涙弾や放水で対抗。警察によると、複数の警官や記者が負傷した。15人が拘束されたが、衝突をとらえたビデオ映像を調べており、逮捕者がさらに増える可能性がある。
デモ参加者は約1700人で、このうちの約500人は中東諸国のイスラム教徒の移住に反対する団体「ペギーダ」の支持者。
多くの女性が被害者となった大みそかの事件はケルンだけでなく、欧州の多くの他都市でも発生したが大半はケルンで報告されていた。同市の警察によると、12月31日の事件に関してはこれまで計379件の被害届があり、このうち性犯罪絡みは約4割を占める。
ドイツ内務省などは8日、性的暴行などに加担した容疑者31人の身元特定を発表し、うち18人がアルジェリア人やモロッコ人などの亡命希望者だったことを明らかにしていた。
ドイツなどの欧州諸国は現在、内戦下のシリアやイラクなどから流入し続ける難民や移民らへの対応策を迫られているが、今回起きた一連の事件は難民らの受け入れに対する世論を硬化させるとの見方も出ている。
この中でドイツのメルケル首相は9日、ケルンなどで起きた事件に触れ、不愉快な犯罪行為と非難。その上で、ドイツの国内法を順守し、社会への融合を誓う難民を歓迎する立場に変更はないと強調した。
(1月10日 CNN)
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