こないだのCESには行ってないけど、医療機器+ウェアラブルな端末が結構出ていたそうな。「eSight」はウェアラブルというにはまだちょっとゴツイ端末だけど、軽量化の推進と機能追加余地の増大は同軸上にあるからな。もう少しすれば、もっと軽量で眼鏡チックな、更に高機能な「eSight」が登場するんだろうね。「eSight」であることすら、気づかれないくらいの。
遺伝や医学の限界で、障害者のハンディキャップの解消そのものは難しいケースでも、科学の進化が、障害者と健常者のライフスタイルの垣根を崩していくことは可能だ。ワクワクするね。
智は万能でなくてもいいんだと思う。「人間が普通に生活するために資する」。それを阻害する要素を解消し、今の生活を少し便利にする。人が努力して自分を磨く余地と、感謝の対象を失わない程度に。ウェアラブル端末は、それを装着した人間にとって「普通の生活に少しの利便性と新しい感謝の付加」を促すという点で、理想的な存在だよね。
視覚障害者の女性、「ハイテク眼鏡」でわが子と初の対面 カナダ
【1月25日 AFP】カナダで視覚障害者と認定されている女性が出産し、眼鏡状のハイテク装置の力を借りて、生まれたばかりのわが子と初めて「対面」した。この様子を撮影したビデオは動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿され、この1週間でネット上に広く拡散した。
この女性キャシー・ベイツ(Kathy Beitz)さん(29)は、遺伝子に起因する黄班変性「シュタルガルト病」を患って視力が大幅に低下したものの、カメラで撮影した映像をリアルタイムで視覚に認識させる装置「eサイト(eSight)」を頭部に装着して、新生児の息子の姿を見ることができた。
投稿されたビデオの中で、ベイツさんは「実際に赤ちゃんを見るのは初めてなので、それが自分の子どもなのはとても感動的」と語った。eサイトは、視力を完全に失っていない人が使用できる。
ビデオをユーチューブに投稿した姉のイボンヌ・フェリックス(Yvonne Felix)さんによると、ベイツさんは出産してすぐわが子を見ることを希望したという。ベイツさんと同様にシュタルガルト病を患っているフェリックスさんは、大勢の視覚障害者が高額なeサイトを使用できることを目指し、ウェブサイト「makeblindnesshistory.com」で募金活動を行っている。
(1月25日 AFP-BB)
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