アキサニさんは、あくまで「下心」はなく「色々見るのに一緒にまわってもいいし、そうでなくてもいい」と言っている。「僕は気楽な人間なので、チケットだけ使ってもらって、あとは好きにしてもらってまったくかまわない(飛行機の中で会おう!)。ただ、人生の成り行きを楽しむのも僕の性格なので、一緒に旅をしたければこちらはOK(あなたが殺人鬼じゃなければ)。どっちにせよ、この旅を楽しんで、幸せを持ち帰ってほしい」
アキサニ氏の本心はともかく、映画のネタとしては使えそうなシチュエーション。
ハリウッド映画の場合
- 下心丸出しのアキサニ氏と、そんな彼にたかろうとして応募したビッチなエリザベス・ギャラガーさんが、旅行を通じて真実の愛に目覚めるラブストーリー
- 一見、普通の応募者なエリザベス・ギャラガーさんと世界旅行に出発したところ、途中で命の危険にさらされ続けるアキサニ氏。旅行のラストで明らかになる巨大な陰謀の存在がどうとかの、アクション・サスペンス
欧州映画の場合
- 彼女に捨てられ、自暴自棄になって世界旅行のどこかで人生を終わらせようと考えている傷心のアキサニ氏。そんな彼に寡黙に寄り添い、見守る謎の美女エリザベス・ギャラガー。二人の大人の交流を、世界の名勝の情景と共に淡々と描く旅情作品
- 旅行で心の傷を癒したいと考えていたアキサニ氏。そんな彼を昼に、夜に惑わし続けるエリザベス・ギャラガーの魔性。旅を重ね、彼女との淫らな関わりを通じて、更に心を病みアキサニ氏が滅びていく姿を描く、エロチック・ホラー
日本映画の場合
- 世界中各都市で待ち受ける沢山のエリザベスたんと、立ち寄る先々でドタバタを繰り広げるアキサニさん。挙句に、道連れとして増え続けた世界中のエリザベスから、「アキサニさま」「アキサニ君」「アキさん」「アキ上」「ジョー」「ジョーたん」「ジョーくん」…「旅が終わった後も、私たちとずっと一緒ね☆×全エリザベス」でラストな、ハーレムアニメ。
ぶっちゃけ、このネタ、リアリティ番組あたりが追っかけてるんじゃね?。あるいは、この募集自体が連中の「仕込み」とか。
【11月8日 AFP】求む:女性、願わくば独身で旅好きな人。必須条件は、名前がエリザベス・ギャラガー(Elizabeth Gallagher)──。交際相手の女性と別れたばかりのカナダ人男性が、余ってしまったチケットで「元カノ」の代わりに一緒に世界旅行をする相手を探している。
この変わった募集は3日、交流サイト「レディット(Reddit)」に掲載されると、インターネット上で一気に広まった。旅のパートナーを探しているのは、トロント(Toronto)在住のジョーダン・アキサニ(Jordan Axani)さん(28)。3月に世界旅行を予約した当時は、エリザベス・ギャラガーさんという名前の女性と付き合っていた。「別れたけれど、僕は旅行に行くつもりだ。彼女は当然、そうじゃないけど」
アキサニさんによれば、後から航空券などのチケットの申込者氏名を変更するのは「ほとんど不可能」だった。おまけにニューヨーク(New York)、ミラノ(Milan)、プラハ(Prague)、パリ(Paris)、バンコク(Bangkok)、ニューデリー(New Delhi)と立ち寄る世界旅行だけあり、使用航空会社は複数に及び「キャンセル代も高いし、考えると頭も痛い」状態だった。そこで考えついたのが、同じ「エリザベス・ギャラガー」という名前を持つカナダ人を、旅のパートナーとして募集することだった。
(以下略)
(11月8日 AFP=BB)
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