思想や大義名分で遠隔操作できる素人テロリストってのは、やっかいだねえ。第一に、指揮命令系統を掴めないから、行動直前まで事態を把握できない。第二に、いつ行動を起こすかなどのセオリー無視で暴走するから、プロファイリングのやりようがない。そして、第三に、
狂信者というより、自己顕示欲とコンプレックス拗らせた「自分探し」が半端に暴走すると、プロのテロリストよりも何をやらかすかわからないから、やっかいだ。
例えるなら、プロのヤクザ屋さんと違って、半グレは半端に凶暴で、半端に徒党を組んで、半端な得物で暴れて終わりだから、定石を踏んだ効率的な殲滅、教本通りの皆殺しってのが難しい。戦争は、正規軍よりゲリラ相手のほうが大変だというのと似ているが、イスラム国が演出している「STAND ALONE COMPLEX」なテロリストの相手は、ゲリラ以上に面倒だ。
こないだ捕まった北大の「自分探しクン」事件の際もそうだったが、この手の連中を相手にするには、結局、対症療法しかない。しかし、物には限度がある。ごく一般的で個人的な「面倒だなあ」という感情も、積もり積もれば、偏狭で集団心理的な殺意に変わるぞ。その化学反応が生じた時、一番困るのは、一体誰なんだぜ?。
カナダの首都オタワで、連邦議会の議事堂内に侵入した男と警察の間で銃の撃ち合いとなり、男は射殺されましたが、警察は議事堂などを閉鎖して、ほかに仲間がいないかどうか調べています。
カナダ東部の首都オタワにある連邦議会の周辺で、22日午前10時前、日本時間の22日午後11時前、複数の発砲がありました。
警備に当たっていた兵士1人が撃たれ、発砲した男は、連邦議会の議事堂の方向に逃走しました。
その後、議事堂の中で、警察との間で銃の撃ち合いが起き、男が射殺されました。
現地からの映像では、議事堂内で、数十発もの発砲音が聞こえ、柱の陰に隠れながら、前進しようとする警察官たちの姿が映り、緊迫した状況がうかがえます。
警察によりますと、最初に撃たれた兵士は死亡し、このほか2人がけがをしましたが、命に別状はないということです。
警察は、議事堂やその周辺を閉鎖して、ほかに仲間がいないかどうか調べています。
発砲があった時、議事堂内には、カナダのハーパー首相もいましたが、首相の報道官によりますと、首相は無事で、議事堂から離れたということです。
カナダでは、今月、政府が、イラクやシリアで勢力を強める「イスラム国」に対する軍事作戦への参加を決めたことから、国内でこれに反発するテロが起きる可能性があるとして、治安当局が警戒を強めていたところでした。
(10月23日 NHK)
ここで「俺、初音ミクになります。」を紹介。
あらかわいい。
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